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三感王のススメ

目次

1.三感王?

2.人の感覚

3.英語学習の感覚

4.三感王!

5.手軽な三感王

6.「動く」が持つ抜群の効果

7.五感王になれなかった私


1.三感王?

「三冠王」という言葉を聞いたことがありますか?一番身近では野球で使われます(打率、本塁打、打点)。ギャンブルが好きな方は競馬でもよく耳にしていると思います。

では、英語での三感王とは何だと思いますか。英語というキーワードで思いつく三といえば、「英検1級、TOEIC900、通訳案内士」の、英語資格三種の神器くらいです。でもこれではありません。

2.人の感覚

人は外部からの刺激を決まった感覚器で受け取ります。目、鼻、耳、舌、皮膚のことです。それぞれの働きを視覚、嗅覚、視覚、味覚、触覚と呼びます。これらを総称して五感といいます。

3.英語学習の感覚

我々が何かを記憶する作業には、できるだけ多くの感覚を使うことが非常に大切です。能率が飛躍的に伸び、短時間で覚えられます。もちろん、英単語などを覚えるときも、多くの感覚を使えば早く暗記できます。

英語を学習する際の必要なもの、それは「見る・聞く・話す・動く・書く」の動作です。これを英五感と呼びます。もっとも、私が1人でそう呼んでいるだけですが(苦笑)。

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4.三感王!

英五感の3つを同時に行うこと、それが「三感王のススメ」です。英語を学習している時、ほとんどの人は二感までを無意識に同時に使っています。そこで意識をして感覚を1つ増やすのです。

5.手軽な三感王

今すぐにでも三感王になれます。その3つとは、「見る、聞く、話す」です。単語でも文章でも何でも構いません、音読して下さい。それだけで三感王です。さらにノートに写しながら音読すると、四感王の誕生です。

6.「動く」が持つ抜群の効果

特に動詞を暗記する時に役立ちます。私の実例を踏まえながら紹介したいと思います。

私が高校生3年生の時です。大学受験のために単語帳を購入し、その一冊を繰り返し覚えていました。しかし、どうしても覚えられない単語があったのです。何回やってもその単語だけ覚えられないのです。

それは「scatter (ばらまく、まき散らす)」という単語です。今は大好きですが、当時は憎くて憎くて仕方がありませんでした。ある日、私は行動を起こしました。

「scatter = sカッター」とこじつけて、家にあったカッターナイフをいくつか集めて(具体的な数字は覚えていませんが・・)、すべてにセロハンテープを貼り、その上に“S”と書きました。

次に、椅子の上に悠々と立ち、下にある布団に向かって、「すかったー」と叫びながらカッターナイフをばらまきました。

するとどうでしょう、なんと一回で覚えられたのです。「 scatter =ばらまく」ではなく、「 scatter =こういう行動だ」という図が脳にインプットされたのです。日本語としてではなく、概念として覚えた、まさに理想の暗記だったと思います。

もちろん、今も覚えていますし、一生忘れないでしょう。皆さんも覚えられない単語があったら、一度試して下さい。効果は絶大です。

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7.五感王になれなかった私

次は失敗談です。五感王を目指したこともありました。見る、聞く、話す、動く、書くの5つ動作を同時にしようとしたのです。結果は、見事に撃沈。何が何だかわからなくなり、動作に必死で勉強どころではなくなりました。それ以来、私は封印しています。興味がある方はぜひトライして下さい。想像以上にハードです。

三感王のススメ、皆さんもチャレンジして下さい。能率アップが期待できますよ。次はもう少し具体的に、三感王になるための勉強法を紹介します。

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