be動詞過去形の解説

1.be動詞過去形の使い分け

be動詞の現在形がわからない・知らないという人は、まずは >> be動詞の現在形 から勉強することをオススメします。一足飛びで過去形にチャレンジするのではなく、まずは現在形から、あせらずじっくりと学んでいきましょう!

ここからは、be動詞の現在形を理解していることを前提として解説を進めていきます。

be動詞の過去形には二つの種類があります。

・am , is の場合…was
・are の場合…were

この二つの形はおぼえてしまいましょう!では例文です。>> be動詞の現在形 の例文を過去形にしてみます。

例文1.:

I was a student.
(私は生徒でした。)

He was a doctor.
(彼は医者だった。)

She was at home.
(彼女は家にいた。)

This was an apple.
(これはリンゴでした。)
※リンゴじゃないなら今はなんなんだ!ってツッコミは勘弁してください笑

That was a ball.
(あれはボールでした。)

例文2.:

You were a tennis player.
(あなたはテニスの選手でした。)

They were my friends.
(彼らは私の友人でした。)

2.be動詞過去形の意味

現在形と同じく、二つの意味があります。

・〜でした
・〜にいました、〜にありました

1 「〜でした」

例文:
I was a student.
(私は生徒でした。)
It was a book.
(それは本でした。)

2 「〜にいました」「〜にありました」

例文:
You were in the class.
(あなたは教室にいました。)

The baseball game was today.
(野球の試合が今日ありました。)

3.be動詞過去形の英作文

1 肯定文

主語+述語(be動詞)+〜.

考え方は、基本的に >> be動詞現在形 と同じです。

このように変化すればOKです。
・am , is → was
・are → were

例文: 私は中学生でした。

⇒ まずは現在形で考えます

I am a junior high school student.
(私は中学生です。)

⇒ am を was に変化して完成です。
I was a junior high school student.
(私は中学生でした。)

be動詞を変化させるだけで作れます。では、もう一問、例題をやってみます。

例文: 彼女は庭にいます。

⇒ まずは現在形で考えます。

She is in the garden.
(彼女は庭にいます。)

⇒ am を was に変化して完成です。
She was in the garden.
(彼女は庭にいました。)

では、次は否定文を見ていきましょう。

2 否定文

主語+述語(be動詞)+ not +〜.

基本は >> be動詞現在形 と同じです。be動詞過去形の直後に not をつけるだけです。

例文: 彼は先生ではありませんでした。

⇒ まず現在形で英作文
He is a teacher.

⇒ am を was に変化して、
He was a teacher.

⇒ was の直後に not をつけて、
He was not a teacher.

続けてもう一問例題をやります。

例文: You were in the class.
(あなたは教室にいました。)

これは先程で出てきた例文です。これを否定文にしましょう。be動詞の直後に not をつけるだけです。

⇒ be動詞の直後に not をつけるだけ。
You were not in the class.(完成)
(あなたは教室にいませんでした。)

現在形でもあったように、過去形でも not には短縮形があります。次の二種類をチェックです。

・was not  → wasn’t
・were not → weren’t

なお、この短縮形は、使っても使わなくてもどちらでもOKです。

だからすぐ上の例文は、

You were not a teacher.
⇔ You weren’t a teacher.

どちらでも正解です。

3 疑問文

述語(be動詞)+主語+ 〜?

疑問文は、「〜でしたか。」「〜いましたか。」を表す文です。be動詞を文頭に持っていくだけで疑問文が完成します。ピリオドを?にすることも忘れないで下さい。

また、答え方にもルールがあります。では、疑問文とその答え方を学習しましょう。

例文:
I was a student.
(私は生徒でした。)

疑問文:
Was I a student?
(私は生徒でしたか。)

be動詞を文頭に持っていくだけで疑問文ができました。次は答え方です。

「はい」の場合

Yes, +主語+be動詞.

「いいえ」の場合

No, +主語+be動詞+ not.

現在形の時と、全く同じパターンですね。では、先程の上の疑問文に答えてみます。

Was I a student?
(私は生徒でしたか。)

Yes, you were.
(はい、そうでした。)

No, you were not.
(いいえ、ちがいました。)

>> be動詞現在形 と同じく、主語が変わることに注意してください。

答えの主語が変わる例文をもう一つ挙げます。

例文:

You were a tennis player.
(あなたはテニスの選手でした。)

疑問文:
Were you a tennis player?
(あなたはテニスの選手でしたか。)

答え方:
Yes, I was.
(はい、そうでした。)
No, I was not.
(いいえ、ちがいました。)

質問されたので、答えるのは。だから主語は I です。

次は、答えの主語が変わらないパターンです。

例文:
They were your friends.
(彼らはあなたの友人でした。)

疑問文:
Were they your friends?
(彼らはあなたの友人でしたか

答え方:
Yes, they were.
(はい、そうでした。)
No, they were not.
(いいえ、ちがいました。)

答えで主語が変化するパターンには注意して下さい。では >> be動詞現在形 の例文をまとめて過去形にしてみます。

疑問文:
Was he a doctor?
(彼は医者でしたか。)
答え方:
Yes, he was.
(はい、そうでした。)
No, he was not.
(いいえ、ちがいました。)

疑問文:
Was she at home?
(彼女は家にいましたか。)
答え方:
Yes, she was.
(はい、いました。)
No, she was not.
(いいえ、いませんでした。)

疑問文:
Was this an apple?
(これはリンゴでしたか。)
答え方:
Yes, it was.
(はい、そうでした。)
No, it was not.
(いいえ、ちがいました。)

疑問文:
Was that a ball?
(あれはボールでしたか。)
答え方:
Yes, it was.
(はい、そうでした。)
No, it was not.
(いいえ、ちがいました。)

4.過去を表す言葉

「この単語があれば過去形だ」というものを紹介します。

yesterday(昨日)
last 〜(前の〜)
〜 ago(〜前)

例文1.:私は昨日東京にいました。
I was in Tokyo yesterday.

例文2.:昨夜は雨でした。
It was rain last night.

例文3.:二時間前彼は家に居ました。
He was at home two hours ago.

よく出てくる単語なので、しっかり覚えて下さい。