名詞節の解説

1.名詞節とは?

2語以上から成り立ち、S+Vの形になっていて、主語、補語、目的語になります。

名詞節かどうかを判断する方法は、訳してみて「〜(という)こと」と、節全体を名詞のかたまりとして訳せるかどうかです。

2.名詞節の用法

1 that節

例文:

I think that she forgot calling him.
彼女は、彼に電話をするのを忘れたと思う。)

That he married is just a rumor.
彼が結婚したというのは、単なる噂だ。)

I was taught that the Kamakura era began in 1192.
鎌倉時代は1192年に始まったと教えられました。)

It is evident that she will get the first prize.
彼女が優勝することは明確だ。)

The news that he won the game was not true.
彼が試合に勝ったというニュースは、本当ではなかった。)
※that節以下は、“The news”と同格になっています。

2 what節

例文:

I couldn’t understand what she said.
彼女が言ったことを思い出せない。)

He knew what I had long wanted.
(彼は、私が長い間何を欲しかったのかを知っていた。)

I know what he used to be.
(私は、かつての彼を知っています。)

3 複合関係詞節

例文:

Whoever comes must write their name.
来る人はみんな、名前を書かなければならない。)
※これは赤字部分の名詞句全体で主語の働きをしています。

I‘ll give you whatever you like.
あなたの好きなものは何でもあげよう。)

Please tell me wherever you want to go.
行きたいところどこでも教えてください。)

4 間接疑問

間接疑問は、疑問詞のある疑問文ですが、普通の疑問文と違って「主語→(助)動詞」の語順になるように気をつけましょう。

例文:

Do you know who that girl is?
(あなたは、あの少女が誰かということを知っていますか。)

I could ask them where the treasure was.
(彼らに、宝物はどこにあるのかを聞くことができた。)

You can decide whether you’re going or not.
(あなたは行くか行かないかを決めることができる。)

I don’t know where the bus goes.
(ぼくは、バスがどこに行くのかを知らないんだ。)

以上、名詞節の文を見てきました。
ポイントは、「〜(という)こと」と訳せるかどうかです。しっかり解釈できるようにしましょう!