be動詞現在形の解説

1.be動詞の使い分け

まずはbe動詞の種類です。be動詞には3つの種類があります。

・主語が I の場合…am
・主語が You もしくは複数の場合…are
・主語が 3人称 の場合…is

ここで「3人称」と出てきましたが、ではこの「人称」とは何でしょうか?
ざっくり説明すると、人称とは「誰?」を表し、次の1人称〜3人称に分類されます。

・1人称 → 自分
・2人称 → 相手
・3人称 → 自分と相手以外

では実際に例文を見ていきましょう。主語によってbe動詞がどのように変化しているのか注目してください。

例文:
I am a student.
(私は生徒です。)

You are a tennis player.
(あなたはテニスの選手です。)

He is a doctor.
(彼は医者です。)

She is at home.
(彼女は家にいます。)

This is an apple.
(これはリンゴです。)

That is a ball.
(あれはボールです。)

2.be動詞の意味

be動詞には2つの意味があります。

1 「〜です」

例文:
I am a student. (私は生徒です。)
It is a book. (それは本です。)

2 「〜にいます」「〜にあります」

例文:
You are in the class.
(あなたは教室にいます。)

The baseball game is today.
(野球の試合が今日あります。)
※この場合、be動詞の後に場所や時間を表す言葉がくることが多い。

3.be動詞の英作文

1 肯定文

主語+述語(be動詞)+〜.

例文: 私は中学生です。

⇒ まずは単語に
私は       中学生          です。
( I )  ( a junior high school student ) ( am ).

⇒ これを 主語+述語+〜. に並べると、
I am a junior high school student.(完成)

どうでしょうか?なんとなくイメージがつかめると嬉しいです。では、もう一問やってみます。

例文: 彼女は庭にいます。

⇒ まずは単語に
彼女は     庭に    います。
( She )  ( in the garden )  ( is ).

⇒ これを 主語+述語+〜. に並べると、
She is in the garden.(完成)

英作文をするためには、まずは単語力が非常に大切なことがわかりますね。
では、次は否定文です。

2 否定文

主語+述語(be動詞)+ not +〜.

否定文は「〜でない」を表し、notが「〜でない」の意味の単語です。肯定文の、be動詞の直後に not をつけるだけで否定文が完成します。徐々に理解していきましょう。

例文: 彼は先生ではありません。

⇒ まずは単語に
彼は    先生   ではありません。
( He )  ( a teacher )  ( is not ).

⇒ これを 主語+述語+ not 〜. に並べると、
He is not a teacher.(完成)

先ほども述べましたが、
be動詞の直後に not をつけるだけです。

では、もっと簡単にもう一問

例文: 私は生徒です。( I am a student. )
上で出てきた例文です。これを否定文にしてみます。

またまた述べますが、
be動詞の直後に not をつけるだけです。

⇒ be動詞の直後に not をつけるだけ
I am not a student.
(私は生徒ではありません。)

さて、実はこの not には短縮形があります。「長いので短くしよう」というわけです。 次の二種類を丸暗記です。

・is not  → isn’t
・are not → aren’t

とはいえ、この短縮形は、使っても使わなくてもどちらでもOKです。

だからすぐ上の例文は、

He is not a teacher.
He isn’t a teacher.

どちらでも正解です。

あともう、とても1つ重要なことがあります。
それはam not の短縮形はないことです。
ご注意くださいね。

3 疑問文

述語(be動詞)+主語+ 〜 ?

疑問文は、「〜ですか。」「〜いますか。」を表す文です。be動詞を文頭に持っていくだけで疑問文が完成します。ピリオドを?にすることも忘れないで下さい。

また、答え方にもルールがあります。では、例文を使って疑問文とその答え方を学習しましょう。

例文: I am a student.(私は生徒です。)
疑問文:Am I a student?
(私は生徒ですか。)

be動詞を文頭に持っていくだけで疑問文が完成です。
次は答え方です。

「はい」の場合

Yes, +主語+be動詞.

「いいえ」の場合

No, +主語+be動詞+ not.

では、実例としてすぐ上の疑問文に答えてみます。

Am I a student?
(私は生徒ですか。)

Yes, you are.
(はい、そうです。)

No, you are not.
(いいえ、ちがいます。)

「あれ?」と思った人もいるのではないでしょうか?そうなんです、疑問文と答えでは主語が変わっています。でも、実際の会話の場面をイメージすれば簡単です。分かりやすいように、日本語の例文にしましょう。

例えば、想像してみてください。
あなたは、今友達と二人で会話をしています。

疑問文: 私は掃除係ですか?
答 え: はい、あなたはそうです。
答 え: いいえ、あなたはちがいます。

どうでしょうか?主語が変わっているのがわかりますね。会話の流れからして、主語が変わるのは当然です。
では、もう一つのパターンを見てください。

例文:
You are a tennis player.
(あなたはテニスの選手です。)

疑問文:
Are you a tennis player?
(あなたはテニスの選手ですか。)

答え方:
Yes, I am. (はい、そうです。)
No, I am not. (いいえ、ちがいます。)

質問されたので、答えるのは。だから主語は I です。


実は主語を変えないパターンもあります。

例文:
They are your friends.
(彼らはあなたの友人です。)

疑問文:
Are they your friends?
(彼らはあなたの友人ですか。)

答え方:
Yes, they are. (はい、そうです。)
No, they are not. (いいえ、ちがいます。)

主語が変わっていません。これも想像したら分かると思います。私とあなたが「彼ら」について話をしているので、「彼ら」という主語は変化しません。同じようなパターンが以下の例文です。

疑問文:
Is he a doctor? (彼は医者ですか。)
答え方:
Yes, he is. (はい、そうです。)
No, he is not. (いいえ、ちがいます。)

疑問文:
Is she at home? (彼女は家にいますか。)
答え方:
Yes, she is. (はい、います。)
No, she is not. (いいえ、いません。)


主語が変わらないパターンは何となく楽ですね。

しかし、もう一つ注意して欲しいパターンがあります。いままでみてきたのは、主語=人の文ですが、主語=物になるとどうなるのでしょう。下がその例文です。

例文:
This is an apple. (これはリンゴです。)
疑問文:
Is this an apple? (これはリンゴですか。)

疑問文の作り方は同じです。be動詞を文頭に持っていくだけです。でも、答え方が先程と少し変わります。

答え方:
Yes, it is. (はい、そうです。)
No, it is not. (いいえ、ちがいます。)

物が主語の場合は、it で答えなければなりません。以下もその例です。

疑問文:
Is that a ball? (あれはボールですか。)
答え方:
Yes, it is. (はい、そうです。)
No, it is not. (いいえ、ちがいます。)

物が主語の場合は、it で答えることをご注意下さい。

4.短縮形

「Iとam」「youとare」「theyとare」は、それぞれ短縮することができます。

・I am = I’m
・you are = you’re
・they are = they’re

例文1.:私は少年です。
I am a boy. = I’m a boy.

例文2.:あなたは美しい。
You are beautiful. = You’re beautiful.

例文3.:彼らは私のクラスメイトだ。
They are my classmates.
= They’re my classmates.

普通に長文でも出てくるようになりますので、短縮形にも慣れていくと良いと思います。