ちょいデブ親父の英文法


助動詞can

canとは?open
can とは助動詞で「~できる」の意味です。
比較的、皆さん簡単に理解できるようです。
また、mustと同じで「~にちがいない」の意味もあります。
英作文open
肯定文

主語+can+述語(動詞の原形)+~.
まずは「~できる」の意味の例文を紹介します。

例文: 私は英語を話すことができます。

⇒まずは単語に
私は 英語を 話す ことができます。
(I)(English)(speak)(can) .

⇒これを主語+can+述語+~.に並べると、
I can speak English.(完成)
主語が3人称単数でも can +動詞の原形です。

例文:彼女はピアノを弾くことができます。

⇒まずは単語に
彼女は ピアノを 弾く ことができます。
(She)(the piano)(play)(can) .

⇒これを主語+can+述語+~.に並べると、
She can play the piano.(完成)
このように、一般動詞の肯定文をcanの文にする場合は、動詞の直前にcanを置けばOKです。
もう一つ、主語が they の例文を挙げておきます。

例文:
[肯定文]
They use this computer.
(彼らはこのコンピューターを使う。)
[ can の文]
They can use this computer.
(彼らはこのコンピューターを使うことができる。)

否定文

主語+can not(can't)+述語(動詞の原形)+ ~.
canの直後にnotを置くだけです。
まずは「~できる」の意味の否定文を紹介します。

例文:彼はフランス語を話すことができません。

⇒まずは単語に
彼は フランス語を 話す ことができません。
(He)(French)(speak)(can not) .

⇒これを 主語+ can not +述語+~. に並べると、
He can not speak French.(完成)
(=He can't speak French.)

このようになります。
元々できあがっている can の肯定文を否定文に変化するには、can の直後に not を置くだけです。

例文:
[肯定文]
I can write a letter in English.
(私は英語で手紙を書けます。)
[否定文]
I can not write a letter in English.
(私は英語で手紙を書けません。)

では次は、「~のはずがない」の意味で否定文をつくります。

例文:
それは真実に違いない。
( It must be the truth. )

「~にちがいない」の文は must を使うのが一般的です。
これを「~のはずがない」の意味にかえるには、must を can't に変えます。

⇒must を can't に変えると、
It can't be the truth.
(それは真実なわけがない。)

このようになります。

疑問文

Can+主語+述語(動詞の原形)+~?
Can を文頭に持っていくだけで疑問文が完成します。
「~にちがいない」の意味での疑問文はあまり使いませんので省略します。

例文:
He can run very fast.
(彼はとても速く走ることができます。)

この文を疑問文にします。can を文頭に持っていくだけです。
Can he run very fast?
(彼はとても速く走ることができますか。)

次は答え方です。

「はい」の場合
Yes, +主語+can.

「いいえ」の場合
No, +主語+can not(can't).

ここで注意しなければならないのは、疑問文と答えの主語が変わる場合があることです。
では、すぐ上の疑問文に答えてみます。

答え方:
Yes, he can.
(はい、走れます。)
No, he can not ( can't ).
(いいえ、走れません。)

can は出題率が高い割に、難易度が低い単元だと思います。
理解しやすい単元だと思いますので、しっかりと身に付けてください。
疑問詞を含む文open
ここでは、よく出題される、what と who の can を含む文を紹介したいと思います。

what

疑問詞+疑問文で出来上がります。

例文:あなたは何が見えますか。

この例文を英作します。
すぐ上に記しているように、疑問詞と疑問文さえわかればすぐにできます。

○疑問詞は?
“何が”は what なので、疑問詞は what できまりです。
疑問詞…what

○疑問文は?
疑問詞の後ろは普通に疑問文をつくるので、「何が」を省いてのこった文は「あなたは見えますか。」となります。
これを英作文して、
疑問文…Can you see?

○疑問詞+疑問文で完成
上の疑問詞と疑問文をひっつけて完成です。
What can you see?

who

これも疑問詞+疑問文でOKです。

例文:誰が彼女を手伝えますか。

この例文を英作します。
疑問詞と疑問文を探っていきます。

○疑問詞は? “誰が”となっているので、文頭は who で決まりです。
疑問詞…who

○疑問文は? 「誰が」以外の「彼女を手伝えますか。」を疑問文にします。
疑問文…Can help her?

○疑問詞+疑問文で完成 上の疑問詞と疑問文をひっつけて完成です。
Who can help her?

can の単元で疑問詞が出てくると混乱する方が多いですが、疑問詞+疑問文の形を作ることを覚えて下さい。
canの書き換えopen
can=be able to

can は be able to+動詞の原形に書き換えることができます。
以下に例文を示します。

例文:
He can drive a car.
= He is able to drive a car.
(彼は車を運転することができます。)

Can he drive a car?
Is he able to drive a car?
(彼は車を運転することができますか?)

He can't drive a car.
= He isn't able to drive a car.
(彼は車を運転することができません。)

以上のように、どちらを使っても正しい英文です。
では be able to を使う利点を説明します。

英語は、助動詞+助動詞というように、助動詞を続けて使うことはできません
例えば、

例文:
He will can drive a car.
(彼は車を運転できるようになるでしょう。)

この文は正しくありません。
なぜならば、共に助動詞である will と can が連続しているからです。
こういう場合に、 be able to が役立ちます。
can を be able to にします。

He will be able to drive a car.

こうすることで、助動詞の連続を防ぐことができます。
なお、will も be going to に書き換えることが可能なので、この場合は、

He is going to be able to drive a car.

このような文にしても構いません。
要は、助動詞の連続使用を避ければOKです。