原型不定詞
- 原型不定詞とは?open
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不定詞は、通常「to +動詞の原形」の形をとりますが、to がない場合があります。
この to のない不定詞を原形不定詞といいます。
原形不定詞をとる形は次の3つです。
・助動詞+原形不定詞
・知覚動詞+目的語+原形不定詞
・使役動詞+目的語+原形不定詞
- 助動詞+原形不定詞open
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will, can などの助動詞の直後では、原形不定詞になります。
ただこれは、みなさん「助動詞+動詞の原形」の形で学習していると思いますので、それほど気にしなくてもOKです。
助動詞をまだ習っていない方は、原型不定詞よりもまず助動詞を学習することをお薦めします。
- 知覚動詞+目的語+原形不定詞open
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知覚動詞とは、目や耳などの感覚から情報を得る動詞です。
例えば、
・hear(聞く)
・see(見る)
・watch(見る) 等
のことです。
では例文です。
「私は彼が逃走するのを見ました。」
という文。
ここで注目して欲しいことは、see をいう動詞を使うことです。
この動詞は知覚動詞なので原形不定詞をとります。
従って、
⇒ I saw him run away.
これが正解です。
下のように、 to をつけないで下さい。
⇒× I saw him to run away.
ただ、知覚動詞が受け身の文になるとto が必要です。
⇒ He was seen to run away by me.
(彼は私に逃げるのを見られました。)
また、原形不定詞を現在分詞にしてもOKです。
I saw him run away.
= I saw him running away.
少しややこしいかもしれませんが、知覚動詞は原型不定詞でも現在分詞でもどちらでもOKです。
ただし、受身になると to が必要であることを覚えて下さい。
例文:
[原型不定詞]
We heard a baby cry.
(私たちは赤ちゃんが泣いているのを聞きました。)
[現在分詞]
We heard a baby crying.
(私たちは赤ちゃんが泣いているのを聞きました。)
[受け身]
A baby was heard to cry by us.
(赤ちゃんは泣いているのを私たちに聞かれました。)
[原型不定詞]
I watched them play soccer.
(私は彼らがサッカーをしているのを見ました。)
[現在分詞]
I watched them playing soccer.
(私は彼らがサッカーをしているのを見ました。)
[受け身]
They was watched to play soccer by me.
(彼らは私にサッカーをしているのを見られました。)
- 使役動詞+目的語+原形不定詞open
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使役動詞とは「~させる」を意味する動詞です。
例えば、make, have, let 等です。
これらはすべて「~させる」の意味ですが、厳密には次の様に使い分けされます。
・make … (強制的に)~させる
・have … (一般的に)~させる
・let … (許可して)~させる
文脈を把握して、正しい使役動詞を使えるようにして下さい。
では例文です。
「私は彼女を家に帰らせました。」
という文。
この文を make を使って英作します。
この動詞は知覚動詞なので原形不定詞をとります。
従って、
⇒ I made her go home.
これが正解です。
下のように、 to をつけないで下さい。
⇒× I made her to go home.
以上が使役動詞の基本的な形です。
- makeについてopen
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- 1 受け身にすると to が必要
例文:
[原型不定詞]
I made her go home.
(私は彼女を家に帰した。)
[受け身]
She was made to go home by me.
(彼女は私に家に帰らされた。)
- 2 原形不定詞ではなく状態を表す語がくることもある
例文:
He made me happy.
(彼は私を幸せにしてくれました。)
- haveについてopen
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- 1 受け身にできない
例文:
[原型不定詞]
I had a dentist my tooth treat.
(私は歯医者さんに歯を治療してもらった。)
×[受け身]
×My tooth was had to treated by a dentist.
×(私の歯は歯医者さんに治療された。)
- 2 「have+目的語+過去分詞」で「~してもらう」「~される」の意味になる
例文:
I had my car repaired.
(私は車を修理してもらいました。)
He had his brother solved the question.
(彼はお兄さんに問題を解いてもらいました。)
I had my wallet stolen.
(私は財布を盗まれました。)
- getについてopen
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- 1 get+目的語(人)+to+原形不定詞
通常、get は「~を得る」や「~になる」の意味で使われますが、get にも使役の意味があります。
そして、その使役の「~させる」で使う場合は to が必要です。
例文:
I get my sister to clean my room.
(私は妹に自分の部屋を掃除させます。)
- 2 get+目的語(物)+過去分詞
have と同じように、「~してもらう」「~させる」の意味もあります。
その場合は、have と形が同じです。
例文:
I get my room cleaned by my sister.
(私は妹に自分の部屋を掃除してもらいました。)
- help についてopen
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- help+目的語+(to)+不定詞
help にも使役の意味があります。
その場合は to があっても原型不定詞でも構いません。
例文:
[原型不定詞]
I helped my sister clean her room.
(私は妹が部屋の掃除をするのを手伝いました。)
[to 不定詞]
I helped my sister to clean her room.
(私は妹が部屋の掃除をするのを手伝いました。)