ちょいデブ親父の英文法


不定代名詞

不定代名詞とは?open
読んで字のごとく「不特定の人・物・数・量を表す語」を不定代名詞といいます。
この代名詞は非常に重要なものです。
それぞれどんな場合に使うのか、そしてどのように使うのかを理解して、正しく使えるようになって下さい。
someとanyopen
使い分け

some と any は、2つとも「いくつか」という意味ですが、some は肯定文any は否定文・疑問文でそれぞれ使います。

例えば、
「私は何枚か写真を持っています。」
これを英作すると、
⇒I have some pictures.

では、この文を否定文と疑問文にしてみます。
上記にもありますが、注意点として、some は「否定文・疑問文では any」 になります。
そして、否定文の any は「ひとつも~ない」の意味になります。疑問文の any の意味は変わりません。

[否定文]
I don't have any pictures.
(私は一枚も持っていません。)

[疑問文]
Do you have any pictures?
(あなたは写真を何枚か持っていますか。)

このように正しく any と some を使い分けて下さい。

例外

本来なら使わない、some を疑問文、any を肯定文で使う場合もあります。それは次のような時です。


疑問文のsome
何かをすすめて、相手が Yes と言うのを期待するときにanyではなくsomeを使います。

例文:
Would you like some tea?
(紅茶はいかがですか。)


肯定文の any
「どれでも、だれでも」の意味で使いたい場合は、肯定文でanyを使います。

例文:
You can use any tool.
(どの道具でも使っていいですよ。)
この場合、any +単数形 になることも注意して下さい。
anotheropen
another (別の1つ)

another はすでに出てきた名詞の代わりに使います。

例文:
I read a book and bought another.
(私は本を一冊読み、もう一冊買いました。)

また、形容詞として使うこともあります。

例文:
Would you like another cup of coffee?
(コーヒーをもう一杯いかがですか。)
otheropen
other (ほかのもの)

other は様々な使い方があります。

the other

意味:「2つのうちの残り1つ」

例文:
I ate one piece of cake and my brother ate the other.
(私がケーキを1つ食べて、残りの1つを弟が食べました。)

the others

意味:「いくつかあるうちの残り全部」

例文:
I ate two pieces of cake and my bother ate the others.
(私がケーキを2つ食べて、残り全部を弟が食べました。)

others

意味:「ほかのいくつか」

例文:
I ate some pieces of cake and my brother ate others.
(私がいくつかケーキを食べて、ほかのいくつかを弟が食べました。)
allとnoneopen
all of~

意味:「~すべて」

例文:
All of the story was written by him.
その話のすべては彼に書かれた。)

All of them were surprised at the news.
彼らの全員がその知らせに驚きました。)

none of~

意味:「~すべて…ない」

例文:
None of the students knew the accident.
生徒全員がその事件を知りませんでした。)
both either neitheropen
both of~

意味:「~の両方」

例文:
Both of the girls belong to the brass band club.
その女の子は二人とも吹奏楽部員です。)

また、bothの否定文は部分否定といってよく出題されます。

例文:
Both of us are not to blame.
(我々二人ともが悪いわけではありません。)

either of~

意味:「~の一方」

この形は通例単数扱いですが、複数扱いで使われることもあります。
ここでは単数扱いとして例文を紹介しています。

例文:
Either of the girls belongs to the brass band club.
その女の子の一人は吹奏楽部員です。)

neither of~

意味:「~の両方とも…ない」

この形は通例単数扱いですが、複数扱いで使われることもあります。
ここでは単数扱いとして例文を紹介しています。

例文:
Neither of the girls belongs to the brass band club.
その女の子の両方とも吹奏楽部員ではありません。)