ちょいデブ親父の英文法


形式主語It

It+be動詞+形容詞+不定詞open
名詞的用法で解説している通り、

My hobby is to collect stamps.
= To collect stamps is my hobby.

このように、第2文型は主語と目的語を入れ替えられることができます
では、次のような場合はどうでしょうか。

例文:
To solve this equation+is+easy.
S+V+C
(この方程式を解くことは簡単です。)

この文のSとCを入れ替えてみると、

Easy is to solve this equation.
(簡単はこの方程式を解くことです。)

「…なんじゃこれ。」となってしまいます。
それもそのはず、形容詞は主語にはなれないからです
こういう場合に、形式主語 it の出番です。
it を主語にして文を作ります。

作り方は、主語を It にして、不定詞の主語の部分を文末に持っていきます。

It is easy to solve this equation

これで完成です。
次は「人」がでるパターンです。
It+be動詞+形容詞+for 人+不定詞open
上のパターンと似ています。
上の例文を少し変えてやってみます。

例文:
To solve this equation is easy for him.
彼にとってこの方程式を解くことは簡単です。)

「~にとって」を表す場合は、「~ for 」を使い、形容詞の直後に置きます。
作り方は、for があろうがなかろうが同じです。
主語を It にして、不定詞の主語の部分を文末に持っていきます。

It is easy for him to solve this equation.

非常によく出題されるパターンなので、必ず書き換えができるようにして下さい。
主語+find it+形容詞+不定詞open
形式主語 it を使ったこの形も覚えて下さい。
find には「見つける」の意味以外に、「わかる」の意味があります。
例えば、

例文:
You+will find+the book+interesting.
S+V+O+C
(君はその本がおもしろいとわかるでしょう。)

この文は、O=C になっているので、S+V+O+Cの第5文型です。
この文を形式主語 it を使った文にしてみます。

このパターンで難しいのは、不定詞の動詞を補うことです
それぞれの文に合った動詞を補わなければなりません。
この例文では、 the book とあるので、read を補います。

You will find the book interesting.
→ You will find it interesting to read the book.

このようにすることができます。