ちょいデブ親父の英文法


話法

直接話法open
主語+said to+人,"~."

直接話法とは、話したことをそのまま伝える方法です
日本語でカギカッコを使う表現と同じです。
英語では引用符 ( " ) を使います。

例文:
Masao said to me, “I'm hungry.”
(マサオは僕に「お腹が減った」と言った。)
間接話法open
主語+told+人+that+~.

直接話法とは、話したことを自分の言葉に直して伝える方法です
カギカッコや引用符は使いません。

例文:
Masao told me that he was hungry.
(マサオは僕に自分はお腹が減ったと言った。)
平叙文(普通の文)の転換open
次の順序に沿っていけば、話法の転換が完成します。

・said to→told に変える
・that をつける(省略できます)
・引用符とコンマを取る
・“ ”内の代名詞を変える
・“ ”内の動詞を変える
・“ ”内の副詞を変える

では実際に、この手順に従って変換してみます。
次の直接話法を間接話法に転換します。

例文:
She said to me, “I am reading a book now.”
(彼女は私に、「私は今本を読んでいるの」と言った。)

1. said to→told に変える
→She told me, “I am reading a book now.”


2. that をつける(省略できます)
→She told me that, “I am reading a book now.”
※実際には省略されることのほうが多いです。


3. 引用符とコンマを取る
→She told me that I am reading a book now.


4. “ ”内の代名詞を変える
→She told me that she am reading a book now.
※客観的な判断をして代名詞を変えて下さい。


5. “ ”内の動詞を変える
→She told me that she was reading a book now.
※特に時制は要注意です。


6. “ ”内の副詞を変える
→She told me that she was reading a book then.
(彼女は私にその時彼女が本を読んでいると言った。)
※副詞をどのように変化させるのかは、専用のページをご覧下さい。

これで完成です。
特に、時制と副詞の変化には注意して下さい。
疑問詞のある疑問文の転換open
次の順序に沿っていけば、話法の転換が完成します。

・said to→asked に変える
・疑問詞をそのまま接続詞にする
・引用符とコンマを取る
・“ ” 内の代名詞を変える
・“ ” 内の動詞を変える
・“ ” 内の副詞を変える
・“ ” 内の語順を平叙文にする
・?→. にする

では実際に、この手順に従って変換してみます。
次の直接話法を間接話法に転換します。

例文:
She said to me, “What are you looking for now?”
(彼女は私に、「あなたは今何を探しているの」と言った。)


1. said to→asked に変える
→She asked me, “What are you looking for now?”


2. 疑問詞をそのまま接続詞にする
→She asked me, “what are you looking for now?”
※実際には省略されることのほうが多いです。


3. 引用符とコンマを取る
→She asked me what are you looking for now?


4. “ ”内の代名詞を変える
→She asked me what are I looking for now?
※客観的な判断をして代名詞を変えて下さい。


5. “ ”内の動詞を変える
→She asked me what was I looking for now?
※特に時制は要注意です。


6. “ ”内の副詞を変える
→She asked me what was I looking for then?
※副詞をどのように変化させるのかは、専用のページをご覧下さい。


7. “ ”内の語順を平叙文にする
→She asked me what I was looking for then?
※この手順は見落としがちです。


8. ?→. にする
→She asked me what I was looking for then.
(彼女は私にその時私は何を探しているのか尋ねた。)

これで完成です。
特に、時制と語順と副詞の変化には注意して下さい。
疑問詞のない疑問文の転換open
疑問詞のある場合とは、2番の手順だけが異なります。

・said to→asked に変える
・if か whether を接続詞にする
・引用符とコンマを取る
・“ ” 内の代名詞を変える
・“ ” 内の動詞を変える
・“ ” 内の副詞を変える
・“ ” 内の語順を平叙文にする
・?→. にする

では実際に、この手順に従って変換してみます。
次の直接話法を間接話法に転換します。

例文:
She said to me, “Will he come tomorrow?”
(彼女は私に、「彼は明日来るの」と言った。)

1. said to→asked に変える
→She asked me, “Will he come tomorrow?”


2. if か whether を接続詞にする
→She asked me if , “Will he come tomorrow?”


3. 引用符とコンマを取る
→She asked me if Will he come tomorrow?


4. “ ” 内の代名詞を変える
→She asked me if Will he come tomorrow?
※客観的な判断をして代名詞を変えて下さい。


5. “ ” 内の動詞を変える
→She asked me if would he come tomorrow?
※特に時制は要注意です。


6. “ ” 内の副詞を変える
→She asked me if would he come the next day?
※副詞をどのように変化させるのかは、専用のページをご覧下さい。


7. “ ” 内の語順を平叙文にする
→She asked me if he would come the next day?
※この手順は見落としがちです。


8. ?→. にする
→She asked me if he would come the next day.
(彼女は私に彼が次の日来るのかどうか尋ねた。)

これで完成です。
疑問詞のあるなしでは、接続詞だけが違ってきます。
命令文の転換open
主語+tell+人+to不定詞.

意味:「~するように言う」

命令文の転換は比較的楽だと思います。
むしろ平叙文よりも簡単かもしれません。

例文:
[直接話法]
The teacher said to us, “Stand up.”
(その先生は私たちに「立ちなさい」と言った。)

[間接話法]
The teacher told us to stand up.
(その先生は私たちに立つように言った。)
pleaseの命令文の転換open
主語+ask+人+to不定詞.

意味:「~するように頼む」

元々 ask に「頼む」の意味があるので、感覚をつかいみやすいと思います。

例文:
[直接話法]
He said to me, “Wait a minute, please.”
(彼は私に「少し待ってください」と言った。)

[間接話法]
He asked me to wait a minute.
(彼は私に少し待つように頼んだ。)
Don'tの命令文の転換open
主語+tell+人+not to不定詞.

意味:「~しないように言う」

否定の文なので not を使います。変換する場合は not の位置に注意して下さい。

例文:
[直接話法]
My mother said to me, “Don't eat too much.”
(母は私に「食べ過ぎないように」と言った。)

[間接話法]
My mother told me not to eat too much.
(母は私に食べ過ぎないように言った。)
Let'sの文の転換open
主語+suggest to+人+that+主語(should)+~.

意味:「~を提案する」

should はアメリカ英語では省略されます。
しかしテストではよく出題されますので覚えて下さい。

例文:
[直接話法]
She said to me, “Let's go to the park.”
(彼女は私に「公園に行こうよ」と言った。)

[間接話法]
She suggested to me that we ( should ) go to the park.
(彼女は私に公園に行こうと提案した。)
感嘆文の転換open
感嘆文の転換には2つの方法があります。
どちらでも構いません。

主語+tell+人+感嘆文.

引用符の中にある「代名詞」と「動詞の時制」も変化させなければなりません。

例文:
[直接話法]
The teacher said to him, “How smart you are!”
(先生は彼に「あなたはなんて利口なんでしょう」と言った。)

[間接話法]
The teacher told him how smart he was.
(先生は彼になんて利口なんでしょうと言った。)

主語+tell+人+that~.

that節で文をつなげるパターンです。
元が感嘆文なので、very などをつける場合が多いです。

例文:
[直接話法]
The teacher said to him, “How smart you are!”
(先生は彼に「あなたはなんて利口なんでしょう」と言った。)

[間接話法]
The teacher told him that he was very smart.
(先生は彼にとても利口だと言った。)

場合によっては、cry(泣く)、exclaim(叫ぶ)にしたり、with delight(喜んで)、with regret(後悔して)などを加えたりすることもあります。
重文の転換open
主語+tell+人+that~+接続詞+that….

and や but の接続詞の後に that を再び使います。
that を2回使うことになります。

例文:
[直接話法]
My father said to me, “This is mine and that is yours.”
(父は私に「これがパパのであれがおまえのだ」と言った。)

[間接話法]
My father told me that this was his and that that is mine.
(父は私にこれが彼のであれが私のだと言った。)
混ざった文の転換open
andでつなぎ動詞を補う

命令文や疑問文などが混ざっている場合は、該当ページで紹介しているそれぞれに応じた動詞を使って下さい。

例文:
[直接話法]
He said to me, “You are late. Don't be late again.”
(彼は私に「遅いよ、もう遅れるなよ」と言った。)

[間接話法]
He told me that I was late and told me not to be late again.
(彼は私に遅いと言い、もう遅れないように言った。)
副詞の変化open
直接話法から間接話法に変換する場合、副詞を適切な形に変えなければなりません。
その変化の仕方を表したものが下です。

直接話法→間接話法
・this(これ)→that(あれ)
・these(これら)→those(あれら)
・here(ここ)→there(あそこ)
・now(今)→then(その時)
・today(今日)→that day(その日)
・tonight(今晩)→that night(その晩)
・this week(今週)→that week(その週)
・yesterday(昨日)→the day before, the previous day(その前日)
・last week(先週)→the week before, the previous week(その前週)
・tomorrow(明日)→the next day, the following day(その次の日)
・next week(来週)→the next week, the following week(その次週)
・~ago→~before

基本的には、すべてこの表に従って変化すればOKです。
ただし、下のような場合には注意が必要です。

例文:
She said to me yesterday, “I will go shopping tomorrow.”
(彼女は昨日私に「私は明日買い物に行く」と言った。)

昨日「明日買い物に行く」と言ったわけですから、買い物に行くのは今日ということになります。
従って、

→ She told me yesterday that she would go shopping today.
(彼女は昨日私に彼女が今日買い物に行くと言った。)

このように ( tomorrow → today ) 変化させなければなりません。
上の変化表を覚えたうえで、臨機応変に対応できるようになって下さい。