疑問詞which
- whichとは?open
-
which とは、「どちらの、どの」を表す単語です。
be動詞や一般動詞を理解していないと英作文は難しく、試験等でもよく出題されます。
- Which+be動詞の疑問文open
-
意味:「どちらが~ですか。」
疑問詞を含む疑問文なので、下げ調子で読むことに注意して下さい。
では、which を使った英文の解説をします。
be動詞の肯定文から展開させて、最終的に which の疑問文にします。
この流れの中で which の感覚をつかんで下さい。
例文:
This is your pen.
(これがあなたのペンです。)
まずはこの文を疑問文にします。
be動詞の文なので、be動詞を文頭に持っていきます。
⇒疑問文に
Is this your pen?
(これがあなたのペンですか。)
そして次はこのような変化をさせます。
「これがあなたのペンですか。」
→「どれがあなたのペンですか。」
「これが→どれが」に変化しています。
英語でも同様の変化をするので、「this → which」にします。
⇒this→whichに
Is which your pen?
最後に、疑問詞を文頭に持っていって完成です。
⇒whichを文頭に
Which is your pen?(完成)
(どれがあなたのペンですか。)
最終的に「Which+疑問文」の形に持っていけば疑問文が完成します。
わからない時は、日本語でじっくりと考えてみて下さい。
では、答え方です。
答え方は2種類あります。
- 主語+動詞+所有格+名詞.
疑問文から主語と述語を判断すればOKです。
「(主語)は(所有格)の(名詞)です。」という文にします。
例文:
[疑問文]
Which is your pen?
(どれがあなたのペンですか。)
[答え]
This is my pen.
(これが私のペンです。)
[疑問文]
Which is his desk?
(どちらが彼の机ですか。)
[答え]
That is his desk.
(あれが彼の机です。)
- 主語+動詞+再帰代名詞.
再帰代名詞を使う答え方です。
疑主語と述語は疑問文から判断して下さい。
定期試験等では、カッコの穴埋め問題でよく出題されます。
例文:
[疑問文]
Which is your pen?
(どれがあなたのペンですか。)
[答え]
This is mine.
(これが私のものです。)
[疑問文]
Which is his desk?
(どちらが彼の机ですか。)
[答え]
That is his.
(あれが彼のものです。)
- Which+一般動詞の疑問文open
-
意味:「どちらを~しますか。」
疑問詞を含む疑問文なので、下げ調子で読むことに注意して下さい。
では、which を使った英文の解説をします。
ここでも、一般動詞の疑問文を作ってから、which の疑問文に発展させて説明したいと思います。
この流れの中で which の感覚をつかんで下さい。
例文:
You use this.
(あなたはこれを使います。)
まずはこの文を疑問文にします。
一般動詞の文なので、Do を文頭に持っていきます。
⇒疑問文に
Do you use this?
(あなたはこれを使いますか。)
そして次はこのような変化をさせます。
「あなたはこれを使いますか。」
→「あなたはどれを使いますか。」
「これを→どれを」に変化しています。
英語でも同様の変化をするので、「this → which」にします。
⇒this→which に
Do you use which?
最後に、疑問詞を文頭に持っていって完成です。
⇒whichを文頭に
Which do you use?(完成)
(あなたはどれを使いますか。)
最終的に「Which+疑問文」の形に持っていけば疑問文が完成します。
わからない時は、日本語でじっくりと考えてみて下さい。
では、答え方です。
- 主語+動詞+~.
疑問文から主語と述語を判断すればOKです。
例文:
[疑問文]
Which do you use?
(あなたはどれを使いますか。)
[答え]
I use this.
(私はこれを使います。)
では最後に、主語が3人称の場合と過去形の例文を紹介します。
学習の参考にして下さい。
例文:
[3人称の疑問文]
Which does she eat?
(彼女はどれを食べますか。)
[答え]
She eats this.
(彼女はこれを食べます。)
[過去形の疑問文]
Which did they read?
(彼らはどれを読みましたか。)
[答え]
They read that.
(彼らはあれを読みました。)
- Which+名詞+疑問文open
-
意味:「どの~が…ですか。」
疑問詞を含む疑問文なので、下げ調子で読むことに注意して下さい。
では、which を使った英文の解説をします。
これは which の直後に名詞が来るパターンです。
英作文の方法は1や2とほとんど同じなので、それほど難しく考える必要はありません。
例文:
That cap is mine.
(あの帽子が私のものです。)
まずはこの文を疑問文にします。
be動詞の文なので、beを文頭に持っていきます。
⇒疑問文に
Is that cap mine?
(あの帽子が私のものですか。)
そして次はこのような変化をさせます。
「あの帽子が私のものですか。」
→「どの帽子が私のものですか。」
「あの→どの」に変化しています。
英語でも同様の変化をするので、「that → which」にします。
⇒that→which に
Is which cap mine?
最後に、疑問詞を文頭に持ってきますが、この場合、主語は「どの帽子が」です。
すなわち「which cap」が主語になるので、which と cap は別々にしてはいけません。
従って、 which だけでなく cap も一緒に文頭に持っていきます。
⇒which cap を文頭に
Which cap is mine?(完成)
(どの帽子が私のものですか。)
最終的に「Which+名詞+疑問文」の形に持っていけば疑問文が完成します。
わからない時は、日本語でじっくりと考えてみて下さい。
では、答え方です。
- 主語+動詞+所有格+名詞.
- 主語+動詞+所有代名詞.
- 主語+動詞+~.
これまでに紹介した答え方を使えば答えることができます。
疑問文が be動詞なのか、それとも一般動詞なのかで判断すればわかりやすいと思います。
例文:
[疑問文]
Which cap is mine?
(どの帽子が私のものですか。)
[答え]
This is your cap.
(これがあなたの帽子です。)
では最後に一般動詞を使った例文を紹介します。
学習の参考にして下さい。
例文:
[疑問文]
Which car do you want?
(あなたはどの車が欲しいですか。)
[答え]
I want that one.
(私はあの車が欲しいです。)
※この one は1という意味ではありません。
代名詞の one です。
- Which~, AorB?open
-
意味:「どちらが~ですか、AですかBですか。」
この形の疑問文は基本的に、「A or B」の部分のA は上げ調子、B は下げ調子で読みます。
この発音が試験に出題されることが多々ありますので、注意して下さい。
では、which を使った英文の解説をします。
このパターンは「英作文」というよりも「暗記」の色が強いと思います。
ですから英作文をするのではなく、例文を覚えてその場に応じた単語をあてはめることで対応できるはずです。
次の例文を暗記して下さい。
例文:
Which is your book, this one or that one?
(どちらがあなたの本ですか、これですかあれですか。)
この例文の「A ( this one )」と「B ( that one )」の部分を入れ換えることで、違った文に対応できるようになります。
また、この例文の one は1という意味ではありません。
代名詞の one です。
1度出てきた名詞の変わりに one を使っています。この場合は「book = one」です。
ただし、数えられない名詞(不可算名詞)には使えないので注意して下さい。
では、答え方です。
- 主語+動詞+~.
疑問文から主語と述語を判断すればOKです。
例文:
[疑問文]
Which is your book, this one or that one?
(どちらがあなたの本ですか、これですかあれですか。)
[答え]
This one is mine.
(これが私のものです。)
That one is mine.
(あれが私のものです。)
では最後に一般動詞を使った例文を紹介します。
学習の参考にして下さい。
例文:
[疑問文]
Which pen does he use, this one or that one?
(彼はどちらのペンを使いますか、これですかあれですか。)
[答え]
He uses this one.
(彼はこれを使います。)
He uses that one.
(彼はあれを使います。)