★名詞的用法★
目次
■名詞的用法の意味
■名詞的用法の働き
■名詞的用法の文
1 主語になる文
2 補語になる文
3 目的語になる文
「〜すること」を意味する不定詞の用法を、名詞的用法といいます。
文中では名詞と同じ働きをするので、
・主語
・補語
・目的語
のいずれかになります。
主語になる場合は「〜することは」「〜することが」を意味する時です。
例えば、
「切手を集めることは私の趣味です。」
この文の主語は
「切手を集めることは」
この部分です。「〜ことは」となっているので、このような場合に名詞的用法を使います。
では実際に英作してみます。まずは主語を英作します。
「切手を集めることは」
不定詞は to+動詞の原型 の形なので、
to collect stamps
この形になります。これが主語です。
ここからはいつもの英作でOKです。
例文:
「切手を集めることは私の趣味です。」
⇒まずは単語に
(切手を集めることは)(私の趣味)(です)。
(to collect stamps)(my hobby)(is).
⇒これを主語+述語+〜.に並べると、
To collect stamps is my hobby.(完成)
これで完成です。
「〜すること」の部分を to〜 で表すことに注意して下さい。
では、他の例文も見てください。
例文:
To study English is great fun.
(英語を勉強することはすごく楽しいです。)
To eat or drink too much is bad for your health.
(暴飲暴食をすることは健康に悪いです。)
補語になる場合は「〜すること」を意味する時です。
1の主語になる場合と同じ意味ですが、文中の位置が異なります。
例えば、
「切手を集めることは私の趣味です。」
1で学習したという文で注目して欲しいことは、文が第2文型になっていることです。
To collect stamps+is+my hobby.
S+V+C
第2文型は S+V+C の形で S=Cになるのが特徴です。
この文では、
「切手を集めること=私の趣味」が成り立ちます。
ということは、S⇔Cでも成り立つのではないでしょうか。
日本語の文で入れ替えると、
「切手を集めることは私の趣味です。」
→ 「私の趣味は切手を集めることです。」
見事に成り立ちました。
実はこのSとCを入れ換えた形こそが、名詞的用法の補語になるパターンなのです。
では英作します。
例文:
「私の趣味は切手を集めることです。」
⇒まずは単語に
(私の趣味は)(切手を集めること)(です)。
(my hobby)(to collect stamps)(is).
⇒これを主語+述語+〜.に並べると、
My hobby is to collect stamps.(完成)
これで完成です。
「〜すること」の部分を to〜 で表すことに注意して下さい。
では、他の例文も見てください。
例文:
[主語になる]
To play tennis is my hobby.
(テニスをすることは私の趣味です。)
[補語になる]
His hobby is to play tennis.
(彼の趣味はテニスをすることです。)
[主語になる]
To pass the exam is her goal.
(そのテストに合格することが彼女の目標です。)
[補語になる]
Her goal is to pass the exam.
(彼女の目標はそのテストに合格することです。)
目的語になる場合は「〜することを」「〜することが」を意味する時です。
目的語になる場合は次の形になっています。
主語+動詞+不定詞+〜.
この形でよくでてくる動詞には、
・want+不定詞
・like+不定詞
などがあります。
では例文です。
「私は新しい服を買いたい。」
まずは、この文の述語の「買いたい」を英作します。
この「買いたい」という表現を少し変えて、
「買いたい」
→ 「買うことをしたい」
この形にします。
すると、これで「〜することを」の目的語になる形になりました。
これを不定詞で表すと、
want to buy
となります。
では全文を英作します。
例文:
「私は新しい服を買いたい(買うことをしたい)。」
⇒まずは単語に
(私は)(新しい服を)(買いたい)。
(I)(new clothes)(want to buy).
⇒これを主語+述語+〜.に並べると、
I want to buy new clothes.(完成)
これで完成です。
「〜することを」の部分を to〜 で表すことに注意して下さい。
では、他の例文も見てください。
例文:
I like to go shopping.
(私は買い物に行くのが好きです。)
They tried to solve a function.
(彼は関数を解こうとしました。)
また不定詞を否定する場合は、「not to」の形にします。
「don't」を使うと動詞を否定することになるので、意味が全く変わってきます。
次の2文の違いに注目して下さい。
例文:
[不定詞を否定]
I decided not to make complaints.
(私は弱音を吐かないと決心しました。)
[動詞を否定]
I didn't decided to make complaints.
(私は弱音を吐く決心をしませんでした。)
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