現在完了(経験)の解説

1.現在完了(経験)の用法

現在完了の基礎は現在完了を参考にして下さい。

1 現在完了(経験)の意味

昔から今までに経験していることを表現するときに使います。「〜したことがある」と訳すことができるので、現在完了の4つの意味の中で見分けるのが一番簡単です。では例文です。

例文:

I have been to India.

(私はインドに行ったことがある。)

この have been to+場所 は経験を表す代表格です。国や地域の単語と現在完了が使われていたら、まず「経験」であると思って下さい。

ではこの文の、否定文と疑問文も挙げておきます。否定文は have not の形にし、疑問文は have を文頭に出します。

[否定文]

I have not been to India.

(私はインドに行ったことがありません。)

[疑問文]

Have I been to India?

(私はインドに行ったことがありますか。)

[答え]

Yes, you have.

(はい、行ったことがあります。)

No, you have not.

(いいえ、行ったことがありません。)

2.現在完了(経験)でよく使われる語

1 before(以前)

ほとんどの場合文末で使います。

例文:

We have been to Okinawa on a school trip before.

(私たちは以前修学旅行で沖縄に行ったことがある。)

いまでは海外に修学旅行にいく学校が多いですね。中学校で海外に行く学校はあるのでしょうか。

2 yet(まだ、もう)

たいていは文末に置きます。否定文で使います。

例文:

I have not been to Okinawa yet.

(私はまだ沖縄に行ったことがありません。)

3 ever(かつて)

過去分詞の直前に置きます。疑問文で使います。

例文:

Have you ever been to Mexico?

(あなたはかつてメキシコに行ったことがありますか。)

答え方ですが、ever を使ったからといって、答えに特別な語が必要になることはありません。

[答え]

Yes, I have.

(はい、行ったことがあります。)

No, I have not.

(いいえ、行ったことがありません。)

4 never(1度も〜ない)

過去分詞の直前に置きます。否定文で not のかわりに never を使うことがあります。

例文:

He has never been to China.

(彼は中国に行ったことが1度もありません。)

5 How often +現在完了の疑問文(何回〜)

経験の頻度を尋ねる場合に使われます。

例文:

How often have you been to America?

(あなたは何回アメリカ行ったことがありますか。)

答え方ですが、文で答えても、回数だけで答えても構いません。

[肯定の答え]

I have been to America once.

(私は1回アメリカに行ったことがあります。)

Once.

(1回です。)

[否定の答え]

I have never been to America.

(私はアメリカに行ったことが1回もありません。)

I have not been to America.

(私はアメリカに行ったことがありません。)

Never.

(1回もありません。)

なお回数を表す表現は、「数字+times」を使います。ただ、1ならば time は単数のままでOKです。

  • 1回 = one time
  • 2回 = two times
  • 3回 = three times

また、1回と2回は1語で表すことが出来ます。

  • 1回 = one time = once
  • 2回 = two times = twice

意外とよく出ますので覚えて下さい。