
1.3単現とは?
3単現とは、「3人称、単数、現在」の3つの条件のことです。これらすべての条件を満たすと、一般動詞が変化します。もっとも、“現在”という条件にはあまり神経をつかいません。
この項目では主語に注目します。具体的には、
- 代名詞…He, She, This, That, It 等
- 固有名詞…Mike, Nancy, Paul 等
- 一般名詞…A dog, A desk, A chair 等
が主語の文は要注意です。そして、人称も区別できるようにならないといけません。
- 1人称…私、僕、俺 etc ( am )
- 2人称…あなた、君 etc ( are )
- 3人称…上記以外全部 ( is )
最初はややこしくて混乱するかもしれませんが、粘り強く学習して下さい。
2.3単現の作り方
主語が3単現の英作文を作るには、以下の s, es のつけ方を知っておかなければなりません。
1. s, sh, ch, o で終わる動詞
原形に es をつけます。
- go → goes
- wash → washes 等
2. <子音字+ y >で終わる動詞
最後の y を i に変えて es をつけます。
- study → studies
- carry → carries 等
3. 1と2以外の動詞
原形に s をつけます。
- like → likes
- speak → speaks 等
4. have
have → has にします。
これらの4つのルールを覚えて下さい。
3.3単現が主語の英作文
1 肯定文
一般動詞に s, es をつける
例文:
I like English.
(私は英語が好きです。)
⇒ 主語が3単現に変わると、
He likes English.
(彼は英語が好きです。)
このように変化させなければなりません。もう1つ例文を紹介します。
例文:
They watch TV.
(彼らはテレビをみます。)
⇒ 主語が3単現に変わると、
My father watches TV.
(私の父はテレビをみます。)
以上のように主語が3単現の場合は、一般動詞の原形に s , es のどちらかをつけなければなりません。ただし、be動詞には必要ありませんので注意して下さい。
2 否定文
主語+ does not ( doesn’t )+動詞の原形+ 〜.
1人称や2人称では「do not」を動詞の直前に置きましたが、主語が3単現の文では「does not ( doesn’t )」を動詞の直前に置きます。そしてこの時、直後の一般動詞は原形になります。
では例文を挙げますので、違いに注意して下さい。
1人称:
[肯定文]
I like English.
(私は英語が好きです。)
[否定文]
I do not ( don’t ) like English.
(私は英語が好きではありません。)
2人称:
[肯定文]
You like English.
(あなたは英語が好きです。)
[否定文]
You do not ( don’t ) like English.
(あなたは英語が好きではありません。)
3人称:
[肯定文]
She likes English.
(彼女は英語が好きです。)
[否定文]
She does not ( doesn’t ) like English.
(彼女は英語が好きではありません。)
元々 like についていた s が、否定文になると do にくっつくと思って下さい。そして、 s が無くなった like は原形です。
以上のように、主語が3人称の文のみ変化します。さらに例文を紹介しますので、ミスをしないためにも何回もチェックして下さい。
例文:
[肯定文]
Masao studies English.
(マサオは英語を勉強します。)
[否定文]
Masao does not study English.
(マサオは英語を勉強しません。)
[肯定文]
Yumi plays tennis.
(ユミはテニスをします。)
[否定文]
Yumi does not play tennis.
(ユミはテニスをしません。)
[肯定文]
He speaks English.
(彼は英語を話します。)
[否定文]
He does not speak English.
(彼は英語を話しません。)
[肯定文]
My mother has a car.
(私の母は車を持っています。)
[否定文]
My mother does not have a car.
(私の母は車を持っていません。)
3 疑問文
Does +主語+動詞の原形+〜?
Do ではなく「Does」を文頭に置くだけで文が完成します。動詞を原形にすることも忘れないようにして下さい。
「はい」の場合
Yes, +主語+does.
「いいえ」の場合
No, +主語+does not ( doesn’t ).
主語が1人称や2人称では do を使いましたが、3人称では does を使います。
では例文です。
1人称:
[肯定文]
I like English.
(私は英語が好きです。)
[疑問文]
Do I like English?
(私は英語が好きですか。)
[答え]
Yes, you do.
(はい、好きです。)
No, you do not.
(いいえ、好きではありません。)
2人称:
[肯定文]
You like English.
(あなたは英語が好きです。)
[疑問文]
Do you like English?
(あなたは英語が好きですか。)
[答え]
Yes, I do.
(はい、好きです。)
No, I do not.
(いいえ、好きではありません。)
3人称:
[肯定文]
She likes English.
(彼女は英語が好きです。)
[疑問文]
Does she like English?
(彼女は英語が好きですか。)
[答え]
Yes, she does.
(はい、好きです。)
No, she does not.
(いいえ、好きではありません。)
主語が3単現の疑問文も、否定文と同じように元々動詞についていた s が Do にくっついたと思って下さい。そして、動詞を原形にすることを忘れないで下さい。