命令文の解説

1.命令文の英作文

命令文は「〜しなさい。」を表す文です。動詞から始まるのが特徴で、主語がなくなります。please や not を加えることで表現の幅を広げることができます。

2.肯定の命令文

1 動詞の原形+〜.

これは「〜しなさい。」を表す命令文です。主語を省いて動詞の原形で文を始めます

例文:

[肯定文]

You read this book.

(あなたはこの本を読みます。)

[命令文]

Read this book.

(この本を読みなさい。)

[肯定文]

He studies English hard.

(彼は熱心に英語を勉強します。)

[命令文]

Study English hard.

(熱心に英語を勉強しなさい。)

※主語が3人称でも動詞は原形です。

[肯定文]

You are kind to everyone.

(あなたは誰にも親切です。)

[命令文]

Be kind to everyone.

(誰にも親切にしなさい。)

※動詞が be動詞の場合は Be を使います。

また、誰かに呼びかけて使う場合は、

文頭に名前 → 名前+,+命令文

文末に名前 → 命令文+,+名前

このようにコンマ(,)を名前の前後に補います。

例文:

Mike, stand up.

(マイク、立ちなさい。)

Stand up, Mike.

(立ちなさい、マイク。)

2 Please+命令文/命令文+, please

これは「〜して下さい。」を表す丁寧な命令文です。命令文の文頭か文末に please を加えます。また please を文末に置く場合は、please の直前にコンマを加えて下さい。

文頭にplease → Please+命令文

文末にplease → 命令文+,please

例文:

[命令文]

Get out of here.

(ここから出て行きなさい。)

[丁寧な命令文]

Please get out of here.

Get out of her, please.

(ここから出て行って下さい。)

3.否定の命令文

1 Don’t +命令文

これは「〜するな。」を表す否定の命令文です。命令文の文頭に Don’t を加えます

例文:

[命令文]

Watch TV.

(テレビを見なさい。)

[否定の命令文]

Don’t watch TV.

(テレビを見るな。)

2 Please+否定の命令文/否定の命令文+, please.

これは「〜しないで下さい。」を表す丁寧な否定の命令文です。否定の命令文の文頭か文末に please を加えます。また please を文末に置く場合は、please の直前にコンマを加えて下さい。

文頭にplease → Please+否定の命令文

文末にplease → 否定の命令文+,please

例文:

[否定の命令文]

Don’t eat this banana.

(このバナナを食べるな。)

[丁寧な否定の命令文]

Please don’t eat this banana.

(このバナナを食べないで下さい。)

以上が命令文です。基本は「動詞の原形+〜.」の文です。これに、don’t がつくと否定の命令文、please がつくと丁寧な命令文になります。これらはたまに出題されますので、しっかりと覚えて下さい。

なお、命令文を使う「命令文+ and ( or )」の構文は接続詞1をご覧下さい。