接続詞の解説

1.接続詞基礎

ここでは基礎の接続詞を紹介します。基本的に、全て中学校で習うものです。

1 and

意味: 「〜と…、〜そして…」

例文:

You and I are students.

あなたと私は生徒です。)

これが一番基本的な使い方です。

3つ以上つなぐ場合

3つ以上つなぐ場合は、「A, B, C and D」のように、最後の語の直前だけに and を置いて他はコンマでつなぎます

例文:

I want pens, notebooks, textbooks and glasses.

(私は、ペンとノートとテキストとメガネが欲しいです。)

代名詞をつなぐ場合

代名詞をつなぐ場合は、「2人称>3人称>1人称」の順番にします

例文:

You, he and I are good friends.

あなたと彼、そして私は良い友達です。)

句や節をつなぐ場合

句や節をつなぐ場合のルールは特にありません。句や節にも使えることを覚えておいて下さい

例文:

[句]

He has lived in Hokkaido and in Okinawa.

(彼は北海道と沖縄に住んだことがあります。)

[節]

I found a wallet and I reported it to the police.

(私は財布を見つけた、そしてそれを警察に届けた。)

2 or

意味: 「〜か…、〜それとも…」

例文:

Mike or John will be elected chairperson.

マイクかジョンが議長に選ばれるでしょう。)

これが一番基本的な使い方です。

「A or B」が主語の場合

「A or B」が主語の文では、B に動詞を合わせます

例文:

You or I am wrong.

(君か僕のどちらかがが間違っている。)

3 but

意味: 「〜しかし…、〜でも…」

逆接の接続詞です。

例文:

He is very rich, but he is not happy.

(彼は大金持ちです、しかし幸せではありません。)

4 so

意味: 「だから、それで」

結果を表します。so の直前にコンマを置いてください

例文:

She had a fever, so she was absent from school.

(彼女は熱をだしました、だから学校をやすみました。)

2.接続詞標準

ここでは1の接続詞を使う構文を紹介します。一部高校で習うものも含まれています。

1 命令文,+and 〜

意味: 「…しなさい、そうすれば〜」

and の後には良い内容が続きます。

例文:

Study hard, and you will pass the entrance exam.

熱心に勉強しなさい、そうすれば入試に合格します。)

2 命令文,+or 〜

意味: 「…しなさい、さもないと〜」

or の後には悪い内容が続きます。

例文:

Study hard, or you will fail the entrance exam.

熱心に勉強しなさい、さもないと入試に失敗します。)

3 not A but B

意味: 「AでなくB」

非常に使いやすくて便利な表現です。

例文:

That animal is not a giraffe but a panda.

(あの動物はキリンではなくパンダです。)

4 not only A but ( also ) B

意味: 「AだけでなくBも」

also は省略可能です。

例文:

He can speak not only Chinese but Japanese.

(彼は中国語だけでなく日本語も話せます。)

「not only A but ( also ) B」が主語の場合

「not only A but ( also ) B」が主語の文では、B に動詞を合わせます

例文:

Not only you but I am to blame.

(あなただけでなく私も悪い。)

5 both A and B

意味: 「AもBも」

とても便利な表現です。

例文:

He loves both Junko and Sachiko.

(彼はジュンコもサチコも愛しています。)

なかなか罪な彼です。

「both A and B」が主語の場合

「both A and B」が主語の文では、主語を複数形扱いにします

例文:

Both you and she are college students.

(あなたも彼女も大学生です。)

6 neither A nor B

意味: 「AもBも〜ない」

「neither A nor B」に否定の意味が含まれていますので、not が無くても否定の意味です。

例文:

I can neither write nor speak French.

(私はフランス語を書けないし話せない。)

「neither A nor B」が主語の場合

「neither A nor B」が主語の文では、動詞は原則として B に合わせます。ただし、まとめて複数形にすることもあります。

例文:

Neither you nor I am healthy.

(あなたも私も健康ではありません。)

7 either A or B

意味: 「AかBのどちらか」

あまりみませんが、忘れた頃に出てきます。

例文:

You can keep either this book or that one.

この本かあの本のどちらかをあげるよ。)

「either A or B」が主語の場合

「either A or B」が主語の文では、動詞は原則として B に合わせます

例文:

Either you or he has the CD.

(あなたか彼のどちらかがそのCDを持っているよ。)

3.接続詞応用

ここでは、高校入試で必ず出題されるものを紹介します。

1 When 〜, …

意味: 「〜の時…」

よく出ます。コンマを忘れないで下さい。

例文:

When I was a child, I often played menko.

(私が子供の、しばしばめんこで遊びました。)

「めんこ」って知っていますか?牛乳などのビンのふたのことです。私の地方では「べったん」と呼びました。

… when 〜

when は文頭と文中のどちらでも使えます。ただし、文中で使う場合はコンマがいりません

また、when の位置を入れ換える場合は、文の前後も入れ換えてください。

When 〜, ….

= … when 〜.

例文:

When I was a child, I often played menko.

= I often played menko when I was a child.

(私が子供の、しばしばめんこで遊びました。)

when 節の時制

when 節の時制は、未来のことでも現在形で表します

例文:

When he comes, I will give him this present.

= I will give him this present when he comes.

(彼が来たらこのプレゼントを彼に渡します。)

2 If 〜, …

意味: 「もし〜なら…」

コンマを忘れないで下さい。また when と同様に、if 節の時制は、未来のことでも現在形で表します

例文:

If it rains tomorrow, I will not go there.

もし明日が雨なら、私はそこに行きません。)

3 … because 〜

意味: 「…なぜなら〜」

because は why のページでも少し触れています。是非ご覧下さい。

例文:

I was late for school because I couldn’t catch the train.

(私は電車に乗れなかったので学校に遅刻しました。)

Because 〜, …

because は文頭と文中のどちらでも使えます。ただし、文中で使う場合はコンマがいりません

また、because の位置を入れ換える場合は、文の前後も入れ換えてください。

… because 〜.

= Because 〜, ….

例文:

I was late for school because I couldn’t catch the train.

= Because I couldn’t catch the train, I was late for school.

(私は電車に乗れなかったので学校に遅刻しました。)

4 … as soon as 〜

意味: 「〜するとすぐに…」

3語が合体して接続詞の働きをします。動名詞の構文にある、On 〜ing と同じ意味です。

例文:

I kept to the toilet as soon as I arrived at school.

(私は学校に着くとすぐにトイレに閉じこもった。)

As soon as 〜, …

as soon as は文頭と文中のどちらでも使えます。ただし、文中で使う場合はコンマがいりません

また、as soon as の位置を入れ換える場合は、文の前後も入れ換えてください。

… as soon as 〜.

= As soon as 〜, ….

例文:

I kept to the toilet as soon as I arrived at school.

= As soon as I arrived at school, I kept to the toilet.

(私は学校に着くとすぐにトイレに閉じこもった。)

5 so 〜 that …

意味: 「とても〜なので…」

非常に重要です。必ず覚えて下さい。

例文:

I was so hungry that I ate grass.

(私はとてもお腹が空いたので草を食べた。)

決してマネをしないで下さい。

so 〜 that+主語+can…

「so 〜 that …」に can が加わった形です。とてもよく出題されます。

例文:

He feels so bad that he cannot take part in the game.

(彼はとても気分が悪いので、試合に出場できない。)

too 〜 to

「so 〜 that+主語+can…」の文は、「too 〜 to」の文に書き換えることができます

例文:

He feels so bad that he cannot take part in the game.

= He feels too bad to take part in the game.

(彼はとても気分が悪いので、試合に出場できない。)