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英語脳

１．英語脳とは？

最近よく聞く言葉ですが、実際はどのような脳なのでしょうか？「生活環境や訓練などによって、言語野に英語の情報が組み込まれた脳」が英語脳ではないでしょうか。言語学習は低年齢が有利だといわれているのは、言語野の発達が低年齢でストップしてしまうからです。

「頭の中で日本語⇔英語の翻訳作業がない」ことが英語脳を持っている方の特徴だと思います。バイリンガルと呼ばれる人たちは、英語を英語のまま解釈しているので、翻訳作業が必要ありません。言語野にまで英語が浸透しているので、そのようなことができるのです。

年齢による違いはあります。若いほど言語習得には有利です。しかし、だからといって成人してから、もしくは定年退職後でも、英語の習得は可能です。英語脳を作ればいいのです。

英語脳になるには、脳の連携プレーが大切です。これまでの目・耳・口を総動員して脳を英語漬けにします。

まず、大脳皮質の視覚野を英語を見ることで刺激し、次に、同じく大脳皮質の聴覚野を英語で刺激します。この時、言語を理解する感覚性言語野も同時に刺激されているはずです。さらに効率的にするために、発話して運動性言語野も刺激させます。これで、大脳皮質は英語だらけです。

しかし、これだけの環境を作るのは難しいかもしれません。留学が一番手軽ですが、経済的にも時間的にも負担がかかります。もっとも、可能な方は留学をするべきですが。

お薦めの方法は、部屋から日本語をできるだけなくすことです。テレビはもちろん副音声、読書は洋書、使う辞書は英英辞典、といったように、英語に触れる時間を増やして下さい。人間は忘却する生き物ですが、繰り返し行った動作、繰り返し使う言語は忘れません。

英語脳を作るためにも、今日から実践してみて下さい。次は脳と朝食の関係です。

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