動名詞の構文の解説

1.前置詞+動名詞

この形はよくでるので、しっかり覚えて下さい。

1 by 〜ing 〜することによって

例文:
We won the championship by practicing very hard.
(私たちは一生懸命練習することで優勝しました。)

2 for 〜ing 〜のために

例文:
Money is necessary for living.
(お金は生きるのに必要です。)

3 without 〜ing 〜しないで

例文:
She went away without saying a word.
(彼女は一言も言わずに立ち去りました。)

4 of 〜ing 〜の

例文:
He is fond of listening to music.
(彼は音楽をきくのが好きです。)

2.よくでる表現

これらの表現は暗記するしかありません。

1 look forward to 〜ing

意味:「〜するのを楽しみに待つ」

例文:
I am looking forward to seeing you.
(あなたに会えるのを楽しみに待っています。)

〜ing には、動名詞ではなく名詞や代名詞が来ることもあります。

例文:
He is looking forward to dinner.
(彼は夕食を心待ちにしています。)

2 feel like 〜ing

意味:「〜したい気分になる」

例文:
She felt like crying last night.
(昨晩彼女は泣きたい気分になった。)

彼女に何があったのでしょう。

3 cannot help 〜ing

意味:「〜せずにはいられない」

例文:
He could not help drinking last night.
(昨晩彼はお酒を飲まずにはいられなかった。)

彼に何があったのでしょう。

またこの表現は、cannot help but+動詞の原形でも表すことができます。

例文:
He and she could not help but sing songs last night.
(昨晩彼と彼女は歌を歌わずにはいられなかった。)

4 There is no 〜ing

意味:「〜できない」

例文:
There is no knowing what happened then.
(その時何が起きたのか知ることはできない。)

この表現を使う有名なことわざがあります。大学受験等で出題されますので、しっかりと覚えて下さい。

ことわざ:
There is no accounting for tastes.
(たで食う虫も好きずき。)

「人の好みは色々ある。」という意味です。

5 It’s no good 〜ing

意味:「〜してもむだである」

例文:
It’s no good tracing the rumor.
(そのうわさを突き止めようとしてもむだです。)

この表現に別の言い方があります。It’s no use 〜ing です。「good → use」 になっただけです。
そして、この表現を使う有名なことわざがあります。

例文:
It’s no use crying over spilt milk.
(後悔先に立たず。)

「後で後悔しても遅い」 という意味です。

6 on 〜ing

意味:「〜するとすぐに」

例文:
On arriving at his home, he kept to the toilet.
(家に着くとすぐに彼はトイレに閉じこもった。)

よほど我慢してたのでしょう。

またこの文は >> as soon as の文に書き換えられます。

例文:
As soon as he arrived at his home, he kept to the toilet.
(家に着くとすぐに彼はトイレに閉じこもった。)

意味はまったく同じです。

7 be used to 〜ing

意味:「〜に慣れている」

例文:
I am used to doing this kind of work.
(私はこの種の仕事に慣れています。)

またこの表現は used → accustomed に変えてもOKです。

I am accustomed to doing this kind of work.

意味は同じです。

また、be動詞ではなく get を使うと get used to 〜ing(〜に慣れる)の意味になります。

例文:
You will soon get used to doing this kind of work.
(あなたはすぐにこの種の仕事に慣れますよ。)