第1文型の解説

1.第1文型とは

第1文型は、文型の中でも一番単純な「S+V」(主語+動詞)の形をした文です。しかし、修飾語(句)を伴って複雑になることがほとんどで、簡単とは言いにくいです。早速例文を紹介します。

例文:

I run. (私は走ります。)

これは簡単ですね。S と V しかありません。ではこれに、修飾語を加えてみましょう。修飾語とは、形容詞や副詞のことです。

例文:

I run very fast.

(私はとても速く 走ります。)

「とても速く → 走る」となり、走る ( run ) という動詞を詳しく説明しているので、とても速く ( very fast ) は副詞句です。副詞句は修飾語の働きをするので、この文は、

 ⇒ I  run  very fast.

S+V+修飾語句

このように理解することができます。

さて、次はさらに修飾語を加えた例文です。

例文:

I run very fast in the park with my brother.

(私は弟と一緒に公園をとても速く走ります。)

かなりややこしくなってきました。しかし、それぞれの言葉がどの言葉に係るのかを理解すれば、それほど難しくはありません。

「とても速く → 走る」となっていたように、

「弟と一緒に → 走る」

「公園を → 走る」

となり、「とても速く」「弟と一緒に」「公園を」はすべて走るという動詞を詳しく説明しています。

ということは、すべて副詞句です。すなわち、修飾語です。従ってこの文は、

⇒  I run very fast in the park with my brother.

S+V+修飾語句

このように理解することができます。

以上が第1文型の説明です。まだ第2〜5文型を習っていない方は「こんなややこしいのが5つもあるのか」と思うかもしれませんが、逆に5つの文型をすべて学ぶとそれぞれの理解が容易になります。時間を掛けてじっくりと学んで下さい。