第2文型の解説

1.第2文型とは

第2文型は「S+V+C」(主語+動詞+補語)の形です。第2文型は、第1文型「S+V」に補語(C)が加わった文型です。S=Cの関係が成り立つのが特徴です。

例文:

I am a student.

(私は生徒です。)

S(私)=C(生徒)なので、これは第2文型です。

では次の例文です。

例文:

She became a dentist.

(彼女は歯科医になりました。)

S(彼女)=C(歯科医)なので、これも第2文型です。

次は、この文に修飾語を加えてみましょう。

例文:

She became a dentist in America.

(彼女はアメリカで歯科医になりました。)

「アメリカで → なりました。」

というように、in America は became を詳しく説明しているので副詞(修飾語)の働きをしています。この文は下のように解釈することができます。

⇒  She became a dentist in America.

 S+V+C+修飾語句

第2文型の特徴である、S(彼女)=C(歯科医)にもあてはまります。

2.第2文型で使われる動詞

第2文型はS=Cとなるために、使われる動詞がある程度決まっています。それらの動詞を紹介します。

1 「〜である」状態を表す動詞

例えば、次のような動詞です。

  • be動詞
  • look (〜に見える)
  • appear (〜に見える) 等

例文:

I am very tired.

(私は大変疲れています。)

※私=疲れている

The book was interesting.

(その本はおもしろかったです。)

※本=おもしろい

You look pale.

(あなたは顔色が悪いです。)

※あなた=顔色が悪い

He appeared well.

(彼は調子がよさそうでした。)

※彼=調子がよい

2 「〜になる」を表す動詞

例えば、次のような動詞です。

  • become (〜になる)
  • grow (〜になる)
  • get (〜になる) 等

例文:

My brother became a lawyer.

(私の兄は弁護士になりました。)

※私の兄=弁護士

The tree grew thin.

(その木はやせこけました。)

※木=やせこけた

My father got angry.

(私の父は怒りました。)

※父=怒っている

3 「感覚」を表す動詞

例えば、次のような動詞です。

  • smell (〜の匂いがする)
  • feel (〜の感じがする)
  • taste (〜の味がする) 等

例文:

This eraser smells nice.

(この消しゴムはすてきな匂いがします。)

※消しゴム=すてきな匂い

I feel cold.

(私は寒気がします。)

※私=寒気をする

It tastes too hot.

(それは辛すぎます。)

※それ=辛い 等

これらの動詞を覚えて、文型の判別に役立てて下さい。