現在完了(結果)の解説

1.現在完了(結果)の用法

現在完了の基礎は現在完了を参考にして下さい。

1 現在完了(結果)の意味

「〜してその結果…である」と訳します。過去にあったことの結果が、今も残っていることを意味します。過去形との区別が重要です。

2 過去形との違い

次の2文を見比べて下さい。

[過去形]

Spring came.

(春が来た。)

→ 今も春なのかわからない

[現在完了]

Spring has come.

(春が来た。)

→ 今も春である

日本語だと同じ訳になるのでややこしいですね。でもこれには次のトリックがあります。

過去形は昔のある時期のことを表すので、今の状態はわかりません。上の文だと、今は夏かもしれませんし、まだ春なのかもしれません。

反対に、過去の結果が残っていることを表す現在完了(結果)は、その状態が続いていますので今も春であることがわかります。

では次に、現在完了(結果)でよく使われる語を紹介します。

2.現在完了(結果)でよく使われる語

1 have gone to+場所 (〜に行った)

この表現はよく出ます。「〜に行って今ここにはいない」との意味を含みます。

例文:

He has gone to America.

(彼はアメリカに行ってしまった。)

※今も日本にいない

現在完了(経験)の「have been to +場所」と混同しないようにして下さい。

少し余談になりますが、現在完了(結果)の指導をしていて、一番多い質問が「結果と完了の区別ができない。」というものです。

テキスト等は、比較的区別がつきやすい文になっていますが、正直、洋書などではわからないものが多いです。

これ! という判別方法はありません。ただ、現在完了が「過去〜現在にまたがっているもの。」ということを理解していればいいと思います。