関係代名詞の解説

1.関係代名詞の働き

関係代名詞自体に意味はありません。関係代名詞は、2つの文をくっつける働きをします。例えば、

「私は本を持っています。」
「その本は日本の文化についての本です。」

この2つの文、おかしい所は全然ありません。でも皆さんなら、無意識に次のように言いませんか?

「私は日本の文化についての本を持っています。」

わざわざ2文にしなくても、1文で表せます。このような場合に使うのが、関係代名詞なのです。

2.関係代名詞の格

関係代名詞は、形容詞節をつくり、名詞を修飾します。そして、その文中の働きによって、3つの種類に分かれます。

主格
所有格
目的格

これらの詳細は、それぞれの専用のページでご確認ください。

3.先行詞

関係代名詞は形容詞節をつくります。そして、その形容詞節が名詞を修飾します。この修飾される名詞を先行詞といいます。

4.関係代名詞の種類

先行詞 主格 所有格 目的格
who whose who (whom)
人以外 which whose which
どちらでも that that

関係代名詞は2つの条件で決定されます。

・先行詞が人か人以外か
・関係代名詞がどんな格なのか

この2つの条件で使用する関係代名詞が決まります。上の表をご覧下さい。例えば先行詞が人で主格なら who を使います。まずはこの表を暗記しちゃいましょう。

また、人の目的格は who と whom のどちらでも構いません。ただ、目的格は省略できるので、who も whom も無い場合が多いです。もちろん、目的格ならば、which, that も省略可能です。