関係代名詞 主格の解説

関係代名詞主格の英作文

関係代名詞が主格の英作文は、

「先行詞+関係代名詞主格+動詞」

の語順になります。それでは、先行詞が人と人以外のそれぞれに分けて見ていきます。

1.先行詞が人の場合

関係代名詞は文をくっつける役目をします。では実際にその流れをみていきます。

「私は少年を知っています。」
+ 「彼はテニス選手です。」
= 「私はテニス選手の少年を知っています。」

このように作ってみます。

1 関係代名詞の選別方法

最初にそれぞれの文を英語に直します。

「私はある少年を知っています。」
→ I know a boy.

「彼はテニス選手です。」
→ He is a tennis player.

ここで関係代名詞の判別が可能になります。代名詞と名詞に注目します。代名詞は He です。またこの He は a boy のことです。そしてこの、

代名詞の指す名詞が先行詞
代名詞の格が関係代名詞の格

になります。ですからここで使う関係代名詞は、

・先行詞=a boy=
・格=He=主格

となり、先行詞が人の場合の主格なので「who」を使います。(that も可です。詳しくは >> 関係代名詞 をご覧下さい。)

関係代名詞の選別方法は理解して頂けましたか?2文で同じ意味の名詞と代名詞を見つけて、

・名詞=先行詞
・代名詞の格=関係代名詞の格

これで判別できることを覚えて下さい。

2 2文のくっつけ方

ここまでの学習で、

・1つ目の文は「I know a boy.」
・2つ目の文は「He is a tennis player.」
・これら2文を関係代名詞 who でくっつける

ここまで進みました。ではどうやってくっつけるのか?
それは、

・代名詞を関係代名詞に置き換える
・関係代名詞が先行詞の直後に来るように文をはめ込む

この手順で完成できます。では実際にくっつけてみます。

1. 代名詞を関係代名詞に置き換える

I know a boy.
who is a tennis player.

2. 関係代名詞が先行詞の直後に来るように文をはめ込む

I know a boy who is a tennis player.
(私はテニス選手の少年を知っています。)

これで完成です。関係代名詞を先行詞の直後にするのを忘れないで下さい。また、このページの最初にある、

「先行詞+関係代名詞主格+動詞」
( a boy+who+is )

この語順にもなっています。次は先行詞が人以外の例文です。

2.先行詞が人以外の場合

1と同じ流れで解説していきます。

「彼女は本を持っています。」
+ 「それは日本歴史の専門書です。」
= 「彼女は日本歴史の専門書を持っています。」

このように作ってみます。

1 関係代名詞の選別方法

最初にそれぞれの文を英語に直します。

「彼女は本を持っています。」
→ She has a book.

「それは日本歴史の専門書です。」
→ It is about Japanese history.

ここで関係代名詞の判別が可能になります。代名詞と名詞に注目します。代名詞は It です。またこの It は a book のことです。そしてこの、

代名詞の指す名詞が先行詞
代名詞の格が関係代名詞の格

になります。ですからここで使う関係代名詞は、

・先行詞=a book=人以外
・格=It=主格

となり、先行詞が人以外の場合の目的格なので「which」を使います。(that も可です。詳しくは >> 関係代名詞 をご覧下さい。)

関係代名詞の選別方法は理解して頂けましたか?2文で同じ意味の名詞と代名詞を見つけて、

・名詞=先行詞
・代名詞の格=関係代名詞の格

これで判別できることを覚えて下さい。

2 2文のくっつけ方

ここまでの学習で、

・1つ目の文は「She has a book.」
・2つ目の文は「It is about Japanese history.」
・これら2文を関係代名詞 which でくっつける

ここまで進みました。ではどうやってくっつけるのか?それは、

・代名詞を関係代名詞に置き換える
・関係代名詞が先行詞の直後に来るように文をはめ込む

この手順で完成できます。では実際にくっつけてみます。

1. 代名詞を関係代名詞に置き換える

She has a book.
which is about Japanese history.

2. 関係代名詞が先行詞の直後に来るように文をはめ込む

She has a book which is about Japanese history.
(彼女は日本歴史の専門書を持っています。)

これで完成です。関係代名詞を先行詞の直後にするのを忘れないで下さい。また、このページの最初にある、

「先行詞+関係代名詞主格+動詞」
( a book+which+is )

この語順にもなっています。

関係代名詞は、最初は苦労すると思います。でも練習をつめば必ずできるようになります。諦めないで学習して下さい。