再帰代名詞の解説

1.再帰代名詞とは?

再帰代名詞とは、「〜自身」を意味する語のことです

単数=〜self 複数=〜selves
myself (私自身) ourselves (私たち自身)
yourself (あなた自身) yourselves (あなたたち自身)
himself (彼自身) themselves (彼ら自身)
herself (彼女自身) themselves (彼女ら自身)
itself (それ自身) themselves (それら自身)

1人称と2人称は「所有格+self, selves」、そして3人称は「目的格+self, selves」で再帰代名詞ができあがります。

2.再帰代名詞の用法

1 強調するために使う

通常は文末に置いて「〜自身が」の意味で使われ、「誰が」という言葉を強めます。代名詞や名詞の直後に置かれる場合もあります。

例文:
I broke the window myself.
私自身が窓を割ったのです。)

窓を割った犯人が自分であることを強調しています。

2 動詞の目的語として使う

これは「自分に〜をする」場合に使われる表現です。主語と同じ人称の再帰代名詞を使います。

例文:
They said to themselves, “Take it easy.”
(彼らは彼ら自身に「気楽にやろう」と言いました。)

I will give myself a new car as a reward.
(私はご褒美として自分自身に新車を買ってあげるつもりです。)

3 慣用表現として使う

再帰代名詞を含む慣用表現がいくつかあります。

○ by+〜self

意味: 「ひとりで、ひとりでに」

例文:
He wanted to finish his homework by himself.
(彼はひとりで宿題を終わらせたかったのです。)

The car stopped by itself.
(その車はひとりでに止まりました。)

○ beside+〜self

意味: 「われを忘れて」

例文:
They were beside themselves with joy.
(彼らはわれを忘れて喜んでいました。)

○ for+〜self

意味: 「自分のために」

例文:
I studied very hard for myself.
(私は自分のために一生懸命勉強しました。)