夏休み:英語の勉強の方法
受験は夏休みが勝負
夏休みが近づきセミの鳴き声が聞こえはじめると、毎年この言葉が頭に浮かびます。
「もうそんな時期が来たのか。夏期講習がいよいよ始まる。」
と思うのと同時に、
「年々、次の夏までの期間が短くなっている気がする」
と、自分の年齢を意識する時期でもあります。
さて、「受験は夏休みが勝負」これは本当なのでしょうか?
ここでは、私なりの解釈をお伝えしたいと思います。
本年度が受験の学生の皆さんの、モチベーションアップにつながれば嬉しいです!
夏休みの特徴
結論から言いますと、私は
「受験は夏休みを戦略的に使えるかが勝負」
だと思っています。
どういうことかと言いますと、
夏休みは、基本的に学校授業の進行が止まります。
確かに、今は夏休みも授業をする学校が多いですが、
その内容は、新しい単元に入るのではなく、これまでの復習がメインになります。
すなわち、
「新しい単元をインプットする必要がない、唯一の期間」
これが、夏休みの特徴です。
こんな絶好の機会である夏休みを、いかに効率的に過ごせるかどうか、
ここがキーポイントになります。
インプットとアウトプットの割合
少し話が逸れますが、授業の内容を理解するには、バランスよく勉強することが大切です。
何となくの感覚ですが、
・中学校の内容:60分の授業に対して、180分の復習・演習
・高校の内容:60分の授業に対して、540分の復習・演習
これぐらいの時間を掛けると、バランスが良いです。
言い換えると、テストで点数を採るためには、
・中学校の内容=インプット:アウトプット=1:3
・高校の内容=インプット:アウトプット=1:9
この割合を意識して勉強時間を確保してほしいです。
予習の効果
実は、予習の効果はここに現れます。
どういうことかと言いますと、
予習をすれば学校の授業が「復習扱い」になり、アウトプットの時間を稼げる効果があります。
部活で忙しいにも関わらず成績優秀な学生は、この予習の効果を理解しており、
どんなに忙しくても、10分だけでも良いので「予習」をします。
パラパラとテキストを眺めるだけでも十分です。
そうすると、学校の授業50分が「復習」になり、
10分の予習:学校の授業50分の復習=1:5のバランスを確保
結果、家で復習にあてる学習時間も少なくてすみ、効率的に時間を使うことが出来ます。
インプットとアウトプット、これらのバランスを意識しながら勉強してください。
夏休みはアウトプットに集中
以上の通り、夏休みは復習に時間を充てることができる、唯一の期間です。
これまで学んだ部分で理解が不十分な所を中心に復習してください。
ちなみに、一番手っ取り早い方法は、
手元にある過去のテスト(定期テストでOk)をぜーーんぶ問いて自己採点します。
そこで間違えた問題の単元を中心に復習します。
「◯段階別学習法」
と謳っている予備校などは、この仕組を持っているので夏期講習に通うのも手だと思います(お金かかりますが。。。)
戦略的に時間を使って、納得のいく夏休みにしてください。