GREとは?
GREはアメリカの大学院へ入学する際に必要なテストです。米国の非営利教育団体である Educational Testing Service が開発しました。
GREテストはGeneral Test とSubject Test の2種類あります。Generalが一般知識を、Subjectが専門知識を問う問題です。
大学院の専攻次第で、必要なテストスコアがことなります。事前にご確認ください。
試験当日は身分証明書が必要になります。運転免許証を持っていく人が多いのですが、GREでは証明書扱いにはなりません。パスポートを持っていきましょう。
試験概要
General Test
入学希望者の数学的思考力、論理的思考力、分析ライティングスキル等を測るテストです。
1.Verbal reasoning
作者の意図などを読み取って結論を導き出す問題
テキストを要約する問題
文章理解の問題
問題数:合計40問(20問×2セクション)
時間:60分(30分×2セクション)
2.Quantitative reasoning
計算問題
定量的な情報を解釈および分析する問題
数学的思考を使って解決する問題
問題数:合計40問(20問×2セクション)
時間:70分(35分×2セクション)
3.Analytical Writing measure
記述問題
問題数:2問
時間:60分(30分×2問)
Subject Test
学部生が特定の専攻の大学院に志願する際に必要なテストです。科目は「化学」「数学」「物理学」「心理学」の4つです。
1.化学:Chemistry test
・概要:分析、無機、有機、物理化学
・問題数:約130(多肢選択問題)
2.数学:Mathematics test
・概要:微分、積分、代数
・問題数:約66
3.物理学:Physics test
・概要:古典力学、電磁気学、原子物理学、光学と波動現象、量子力学、熱力学、統計力学、特殊相対性理論、実験方法
・問題数:約100(多肢選択問題)
4.心理学:Psychology test
・概要:実験、社会、一般心理学
・問題数:約205(多肢選択問題)
試験日
・General Test
会場受験:祝日を除くほぼ毎日
自宅受験:いつでも受験可能
・Subject Test
年に3回(9月、10月、4月)
試験会場
・General Test
会場受験:
東京:御茶ノ水ソラシティ試験会場
大阪:中津試験会場
・Subject Test
公式サイトでご確認ください
申込み方法
3ステップです。
1.アカウント作成
2.試験会場と日時を選択
3.受験料の支払い(クレジットカード)
※205ドル(2022年12月現在)
問合せ先
ETS|GRE
https://www.ets.org/gre.html
【参考】英語 資格試験・検定試験 レベル比較表
CEFR |
TOEIC Listening & Reading スコア |
TOEIC Speaking & Writing スコア |
実用英語技能検定 |
TOEFL iBT |
IELTS | ケンブリッジ英語検定 | ||
Listening | Reading | Speaking | Writing | |||||
C2 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 8.5-9.0 | C2 Proficiency |
C1 | 490〜 | 455〜 | 180〜 | 180〜 | 1級 | 95-120 | 7.0-8.0 | C1 Advanced |
B2 | 400〜 | 385〜 | 160〜 | 150〜 | 準1級 | 72-94 | 5.5-6.5 | B2 First |
B1 | 275〜 | 275〜 | 120〜 | 120〜 | 2級 | 42-71 | 4.0-5.0 | B1 Preliminary |
A2 | 110〜 | 115〜 | 90〜 | 70〜 | 準2級 | ー | ー | A2 Key |
A1 | 60〜 | 60〜 | 50〜 | 30〜 | 3-5級 | ー | ー | A2 Flyers |
文部科学省:各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)
日本英語検定協会:英検とCEFRとの関連性について研究プロジェクト報告
ETS TOEIC:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表