話法1で平叙文と疑問文について学びましたが、ここでは他の文の転換方法を紹介します。
1 命令文の書き換え
主語+tell+人+to不定詞.
意味:「〜するように言う」
命令文の転換は比較的楽だと思います。むしろ平叙文よりも簡単かもしれません。
[直接話法]
The teacher said to us, “Stand up.”
(その先生は私たちに「立ちなさい」と言った。)
[間接話法]
The teacher told us to stand up.
(その先生は私たちに立つように言った。)
2 please の命令文の書き換え
主語+ask+人+to不定詞.
意味:「〜するように頼む」
元々 ask に「頼む」の意味があるので、感覚をつかいみやすいと思います。
[直接話法]
He said to me, “Wait a minute, please.”
(彼は私に「少し待ってください」と言った。)
[間接話法]
He asked me to wait a minute.
(彼は私に少し待つように頼んだ。)
3 Don’t の命令文の書き換え
主語+tell+人+not to不定詞.
意味:「〜しないように言う」
否定の文なので not を使います。変換する場合は not の位置に注意して下さい。
[直接話法]
My mother said to me, “Don’t eat too much.”
(母は私に「食べ過ぎないように」と言った。)
[間接話法]
My mother told me not to eat too much.
(母は私に食べ過ぎないように言った。)
4 Let’s の文の書き換え
主語+suggest to+人+that+主語+( should )+〜.
意味:「〜を提案する」
should はアメリカ英語では省略されます。しかしテストではよく出題されますので覚えて下さい。
[直接話法]
She said to me, “Let’s go to the park.”
(彼女は私に「公園に行こうよ」と言った。)
[間接話法]
She suggested to me that we ( should ) go to the park.
(彼女は私に公園に行こうと提案した。)
5 感嘆文の書き換え
感嘆文の転換には2つの方法があります。どちらでも構いません。
主語+tell+人+感嘆文.
引用符の中にある「代名詞」と「動詞の時制」も変化させなければなりません。
[直接話法]
The teacher said to him, “How smart you are!”
(先生は彼に「あなたはなんて利口なんでしょう」と言った。)
[間接話法]
The teacher told him how smart he was.
(先生は彼になんて利口なんでしょうと言った。)
主語+tell+人+that〜.
that節で文をつなげるパターンです。元が感嘆文なので、very などをつける場合が多いです。
[直接話法]
The teacher said to him, “How smart you are!”
(先生は彼に「あなたはなんて利口なんでしょう」と言った。)
[間接話法]
The teacher told him that he was very smart.
(先生は彼にとても利口だと言った。)
場合によっては、
・cry(泣く)
・exclaim(叫ぶ)
にしたり、
・with delight(喜んで)
・with regret(後悔して)
などを加えたりすることもあります。
6 重文の書き換え
主語+tell+人+that〜+接続詞+that….
and や but の接続詞の後に that を再び使います。that を2回使うことになります。
[直接話法]
My father said to me, “This is mine and that is yours.”
(父は私に「これがパパのであれがおまえのだ」と言った。)
[間接話法]
My father told me that this was his and that that is mine.
(父は私にこれが彼のであれが私のだと言った。)
7 混ざった文の書き換え
and でつないでそれぞれに応じた動詞を使う
命令文や疑問文などが混ざっている場合は、上記で紹介しているそれぞれに応じた動詞を使って下さい。
[直接話法]
He said to me, “You are late. Don’t be late again.”
(彼は私に「遅いよ、もう遅れるなよ」と言った。)
[間接話法]
He told me that I was late and told me not to be late again.
(彼は私に遅いと言い、もう遅れないように言った。)
1〜7まで紹介しましたが、特に1〜4は出題率が高いのでチェックして下さい。