
1.How とは?
how とは、「どのように」を表す単語です。be動詞や一般動詞を伴うことが多く、また、決まった言い方も多くあります。ここでは決まった言い方を中心に解説します。すべてが重要な表現なので、じっくりと学習しましょう。
2.how の英作文
1 一般的な型
How +疑問文
意味: 「どのように〜しますか」
これは、be動詞や一般動詞を理解していれば、すんなりと理解できると思います。では、一般動詞の文を how の疑問文に変化させて、how の文を練習していきます。
例文:
You go to school by bus.
(あなたはバスで学校に行きます。)
まずはこの文を、普通に疑問文にします。
⇒ まずは疑問文に
Do you go to school by bus?
(あなたはバスで学校に行きますか。)
Do を文頭に置いて疑問文が完成しました。
次は、
「あなたはバスで学校にいきますか。」
→「あなたはどのようにして学校にいきますか。」
に変化させます。「バスで→どのようにして」このように変化しますので、「by bus → how」に置き換えます。
⇒ by bus → how に
Do you go to school how?
疑問詞は文頭に置かなければならないので、最後に、how を文頭に持っていって、
⇒ how を文頭に
How do you go to school?
これで完成です。そして、答え方は「主語+述語〜」です。
⇒ 答え方
I go to school by bus.
これでOKです。ちなみに、交通手段は by+交通手段 で表現できます。交通手段を表す場合、冠詞は不要です。参考までに、過去形と3人称の例文を挙げておきます。
例文:
[過去形]
How did they go to Tokyo?
(彼らはどうやって東京に行きましたか。)
They went to Tokyo by plane.
(彼らは飛行機で東京に行きました。)
[3人称]
How does he go to the station?
(彼はどうやって駅に行きますか。)
He goes to the station by bike.
(彼は自転車で駅に行きます。)
2 挨拶(友達に)
How are you?
意味: 「元気ですか?」
これは最初に習う挨拶です。学校の先生も、授業の始めにこの挨拶をするのではないでしょうか。
そして、これに対する返事は、
I’m fine, thank you. How are you?
意味: 「元気です、ありがとう。 あなたはどうですか。」
最後の「How are you?」を「And you?」と言う時もしばしばあります。
3 挨拶(初対面に)
How do you do?
意味: 「はじめまして。」
これは初対面の人に挨拶するときに使う表現です。決して「How are you?」と話し掛けないで下さい。
そして、これに対する返事は、
How do you do?
意味: 「はじめまして。」
返事もまったく同じです。
また、これと同じ場面で使われる表現に、「Nice to meet you.」があります。これも初対面の挨拶で使われるもので、返事も「Nice to meet you.」です。
4 提案等
How about +名詞・代名詞・動名詞?
意味: 「〜はどうですか」
これはすごく便利な表現なので、ぜひ覚えて下さい。会話形式で例を挙げます。
例文:
A: I like mathematics.
A: How about you?
B: I like it, too.
A: How about history?
B: I don’t like it.
A: How about playing a game?
B: O.K.
日本語訳:
A: 私は数学が好きです。
A: あなたはどうですか。
B: 私も好きです。
A: 歴史はどうですか。
B: 好きではありません。
A: ゲームしませんか。
B: いいですよ。
このように、How about の後に言葉を続けるだけで、いろいろな場面で使えます。
5 数の尋ね方1
How many+名詞の複数形+疑問文
意味: 「いくつ〜を…ますか」
これは必須項目です。特にテストでは、名詞を複数形に変形させる問題がよくでます。では、用法を例文で確認します。
例文:
You have two cats.
(あなたは猫を二匹飼っています。)
まずはこの文を、普通に疑問文にします。
⇒ まずは疑問文に
Do you have two cats?
(あなたは猫を二匹飼っていますか。)
次は、
「あなたは猫を二匹飼っていますか。」
→「あなたは猫を何匹飼っていますか。」
に変化させます。「猫を二匹→猫を何匹」このように変化しますので、「two cats → how many cats」に置き換えます。
⇒ two cats → how many cats に
Do you have how many cats?
最後に、 how many cats を文頭に持っていきます。
⇒ how many cats を文頭に
How many cats do you have?
これで完成です。そして、答え方は「主語+述語〜」です。疑問文から判断して、主語と動詞を選択して下さい。また、単に数字だけを答える場合もあります。
⇒ 答え方
I have two cats. (Two.)
では、もう一つ例文を挙げておきます。
例文:
How many hamburgers do you want?
(何個のハンバーガーが欲しいですか。)
Three, please.
(三個お願いします。)
ファストフード店でよく聞く会話です。
6 数の尋ね方2
How many +名詞の複数形+動詞+〜?
意味: 「いくつの〜が…ですか」
このパターンは、「How many +名詞の複数形」の部分が主語になるパターンです。Who の文と似ています。ではいつものように例文で学習します。
例文:
150 students study at this school.
(150人の生徒がこの学校で学んでいます。)
まずはこの文を、普通に疑問文にします。
⇒ まずは疑問文に
Do 150 students study at this school?
(150人の生徒がこの学校で学んでいますか。)
次は、
「150人の生徒がこの学校で学んでいますか。」
→「何人の生徒がこの学校で学んでいますか。」
に変化させます。「150人の生徒が→何人の生徒が」このように変化しますので、「150 students → how many students」に置き換えます。
⇒ 150 students → how many students に
Do how many students study at this school?
「how many students」が主語になり、主語+述語の形になっているので、このパターンは Do がいりません。
⇒ Do をとって、
How many students study at this school?
これで完成です。では答え方です。
○ 数字+名詞(複数形)+do.
数字が2以上なら名詞は複数形にして下さい。また、この do は動詞の繰り返しをさけるためのものです(代動詞)。やはり、Who の文と似ています。
⇒ 答え方
150 students do.
少し難しいと思いますが、何回も問題を解いてマスターして下さい。
7 長さの尋ね方
How long +動詞+主語?
意味: 「〜の長さはどれくらいですか」
これはよく出てきます。物や期間の長さを聞くときに使います。
答え方は、
○ 主語+動詞+数字.
では例文です。暗記して下さい。
例文:
How long is the bridge?
(その橋の長さはどれくらいですか。)
It’s 800 meters long.
(800メートルです。)
How long is that rope?
(そのロープの長さはどれくらいですか。)
It’s 1 meter long.
(1メートルです。)
8 値段の尋ね方
How much +be動詞+主語?
意味: 「〜はいくらですか」
これはよく出てきます。値段を聞くときに使います。
答え方は、
○ 主語+be動詞+数字+ yen.
「〜は…円です」という意味です。では例文です。
例文:
How much is this pen?
(このペンはいくらですか。)
It’s 200 yen.
(200円です。)
How much are those apples?
(あれらのリンゴはいくらですか。)
They are 500 yen.
(500円です。)
9 年齢の尋ね方
How old +be動詞+主語?
意味: 「〜は何歳ですか」
これはよく聞く表現です。完全に暗記して下さい。
答え方は、
○ 主語+be動詞+数字+years old.
「〜は…歳です」という意味です。では例文です。
例文:
How old are you?
(あなたは何歳ですか。)
I’m 13 years old.
(私は13歳です。)
How old is he?
(彼は何歳ですか。)
He is 53 years old.
(彼は53歳です。)
How old is your brother?
(あなたの弟は何歳ですか。)
He is 7 years old.
(彼は7歳です。)
10 身長の尋ね方
How tall +be動詞+主語?
意味: 「〜の身長はいくつですか」
これは定期テスト等でよく出題されます。
答え方は、
○ 主語+be動詞+数字+ centimeters tall.
「〜は…センチメートルです」という意味です。最後の centimeters tall がポイントです。最後の tall を忘れないで下さい。meters tall(〜メートルです)としてもOKです。また、数字が1なら単数(centimeter , meter)にして下さい。
例文:
How tall are you?
(あなたの身長はいくつですか。)
I’m 165 centimeters tall.
(私は165センチメートルです。)
How tall is your sister?
(あなたの妹の身長はいくつですか。)
She is 1.21 meters tall.
(彼女は1.21メートルです。)
11 高さの尋ね方
How high +be動詞+主語?
意味: 「〜の高さはどれくらいですか」
この文も覚えておくと便利です。人の高さ(身長)ではなく、建物等の高さを聞くときに使います。
答え方は、
○ 主語+be動詞+数字+ centimeters high.
「〜は…センチメートルです」という意味です。centimeters → metersとしても構いません。数字が1なら単数(centimeter , meter)にして下さい。もちろん、最後の high を忘れないで下さい。
例文:
How high is Mt. Fuji?
(富士山の高さはどれくらいですか。)
It’s 3776 meters high.
(3776メートルです。)
How high is that table?
(あのテーブルの高さはどれくらいですか。)
It’s 85 centimeters high.
(85センチメートルです。)