1.形容詞句とは?
形容詞とは、名詞と代名詞を修飾する言葉です。「句」となっているので2語以上から成り立っています。
修飾する方法としては、
・名詞や代名詞の直後に付いて、後ろから(代)名詞を修飾する方法
・補語として置かれて主語(名詞・代名詞)を修飾する方法
の2つがあります。
2.形容詞句の用法
1 前置詞句(=前置詞+(代)名詞)
まずは、後ろから(代)名詞を修飾する方法です。
例文:
The cat under the chair is mine.
(椅子の下にいる猫は、私の猫だ。)
Tom is the boy with blue eyes.
(トムは、青い目をした少年だ。)
The woman in the red dress is my aunt.
(赤いドレスを着た女性は私のおばです。)
次は、補語として機能し、主語である(代)名詞を修飾する方法です。
例文:
Your shoes are on the floor.
(あなたの靴は床においていますよ。)
My sister is under the tree.
(私の妹は木の下にいます。)
2 to不定詞
例文:
I want something to eat.
(何か食べ物がほしいのですが。)
I bought a dress to wear for the party.
(パーティに着ていくためのドレスを買いました。)
He has a friend to play tennis with every Sunday.
(彼には、毎週日曜日に一緒にテニスをする友人がいます。)
3 分詞
例文:
Who is the boy playing the game by the door?
(ドアのそばでゲームをしている少年は誰ですか。)
A man pitching on the ground is John’s father.
(運動場でボールを投げている男の人は、ジョンのお父さんです。)
The girl playing the guitar is Yumi.
(ギターを弾いている少女はユミです。)
A woman shopping with two children is my friend’s mother.
(子供二人と買い物をしている女性は、私の友達のお母さんです。)
Do you know a student studying for a long time at the library every day?
(図書館でいつも長時間勉強している学生を知っていますか。)
以下の場合は注意が必要です。
Look at the singing girl over there.
(向こうで歌っている少女を見てください。)
これは、分詞が形容詞的に働いて名詞を修飾する、という点では上記5文と同じですが、修飾語が1語しかありません。
修飾語が1語しかない場合は、(代)名詞の後ろからではなくて、前から修飾します。
ちなみに1語しかない場合は形容詞「句」とは言いませんのでご注意ください。
なぜなら「句」とは、2語以上で、S+Vではない単語の組み合わせに対して使う言葉だからです。
以上、形容詞句について、理解は深まったでしょうか?
文を読む際は、形容詞句に( )を付けて余分な修飾語を省くと、文の骨格を正しく読み取ることができるようになります。繰り返し練習してみてください。