1.must とは?
must とは助動詞で意味は2つあります。
1.〜しなければならない
2.〜にちがいない
1の「〜しなければならない」の意味で使われる場合は must を have to に書き換えることができます。
「〜しなければならない」
must = have to
どちらを使ってもOK!
2.must の英作文
1 肯定文
主語+ must +述語(動詞の原形)+〜.
まずは「〜しなければならない」の意味の例文を紹介します。
例文: 私は英語を話さなければならない。
⇒ まずは単語に
私は 英語を 話さ なければならない。
( I ) ( English ) ( speak ) ( must ) .
⇒ これを 主語+ must +述語+〜. に並べると、
I must speak English.(完成)
主語が3人称単数でも must +動詞の原形です。
例文: 彼女はバレーボールを練習しなければならない。
⇒ まずは単語に
彼女は バレーボールを
( She ) ( volleyball )
練習し なければならない。
( practice ) ( must ) .
⇒ これを 主語+ must +述語+〜. に並べると、
She must practice volleyball.(完成)
では、次は「〜にちがいない」の意味で英作します。
例文: 私は病気にちがいない。
⇒ まずは単語に
私は 病気に ちがいない。
( I ) ( sick ) ( must be ) .
⇒ これを 主語+ must +述語+〜. に並べると、
I must be sick.(完成)
これでOKです。「〜しなければならない」「〜にちがいない」のどちらの意味で使う場合も、must の位置や英作文の作り方は同じです。
2 否定文
主語+ must not +述語(動詞の原形)+ 〜.
must の直後に not を置くだけです。まずは「〜しなければならない」の意味の否定文を紹介します。
must not の意味は「〜してはいけない」となり強い禁止を表します。これは命令文と同じ意味になります。
ちなみに、must not の短縮形はありません。
例文: 君はテレビゲームをしてはいけません。
私もよく言われました…
今でも奥さんから言われてます。。。
⇒ まずは単語に
君は テレビゲームを しては いけません。br> ( You )( video games ) ( play ) ( must not ).
⇒ これを 主語+ must not +述語+〜. に並べると、
You must not play video games.(完成)
( = Don’t play video games. )
このようになります。
なお「〜にちがいない」の意味で使う場合は、同じ意味をもつ can not をよく使います。
詳しくは >>can のページをご覧下さい。
3 疑問文
Must +主語+述語(動詞の原形)+ 〜 ?
Must を文頭に持っていくだけで疑問文が完成します。
「〜にちがいない」の意味での疑問文はあまり使いませんので省略します。
例文:
I must get up at five tomorrow morning.
(私は明日5時に起きなければなりません。)
この文を疑問文にします。must を文頭に持っていくだけです。
⇒ Must I get up at five tomorrow morning?
(私は明日5時に起きなければなりませんか。)
次は答え方です。
「はい」の場合
Yes, +主語+ must.
「いいえ」の場合
No, +主語+ don’t have to.
ここで注意しなければならないのは、「いいえ」の場合の答え方です。
「〜しなければなりませんか」の「いいえ」の返事なので、「いいえ、する必要はありません」と答えるべきです。
もしここで、
No, you must not.
(いいえ、あなたは起きてはいけません。)
このように答えてしまうと、へんてこになってしまいます。
ですから no の場合は、don’t have to を使って答えるようにして下さい。
では上の例文の疑問文に答えてみます。
答え方:
Yes, you must.
(はい、起きなければなりません。)
No, you don’t have to.
(いいえ、起きる必要はありません。)
このように答えて下さい。
must はよく出題されます。
特にこの don’t have to で答えるパターンの問題が多いです。試験ではひっかからないようにして下さい。
3.must の書き換え
must = have to
must は have toに書き換えることができます。
この have は一般動詞です。
なので、疑問文にする場合は、一般動詞の疑問文と同じ要領で do を使って英作すればOKです。
例文:
He must drive a car.
= He has to drive a car.
(彼は車を運転しなければなりません。)
Must he drive a car?
= Does he have to drive a car?
(彼は車を運転しなければなりませんか。)
また >>can でも触れていますが、「助動詞+助動詞」を避ける場合に have to は有効的です。
例文:
正:You will have to study hard.
誤:You will must study hard.
(あなたは一生懸命勉強しなければならなくなるでしょう。)
この書き換えの注意点は、否定文は have to の文に書き換えられないことです。
なぜなら、2.3の解説にもありますが、
must not = 〜してはいけない
don’t have to = 〜する必要はない
このように、それぞれの意味が違うからです。例文を紹介します。
例文:
They must not go out.
(彼らは外出してはならない。)
≠ They don’t have to go out.
(彼らは外出する必要はない。)
must not と don’t have to の違いを理解して下さい。
・must not = 〜してはいけない
・don’t have to = 〜する必要はない